エアアジアが破産って、事実上全ての航空会社が破産状態なんじゃないですか?
エアアジアが破産って、事実上全ての航空会社が破産状態なんじゃないですか?
飛行機、空港 | 会社情報、業界市場リサーチ・67閲覧・25
ベストアンサー
「破産」とは債務を弁済できない状態に陥ったときに、債務者の資産から債権者(債務を返す先)に公平に配当を弁済させるための法的手続きを指します。この手続きをした会社は配当弁済が終わると消滅します。つまり、破産状態という言葉は誤りです。 ------ まず、特定の期間に赤字になったところで資産が債務を上回らなければ資産を食い潰せば債務を返せますから「事業に必要な資産を売って債務を弁済して廃業」はあっても破産の手続きをすることは理論的に考えられません。 赤字が累積した結果全財産を処分しても債務を返しきれない状態(債務超過)になると事業を続けるための費用や債務弁済のための支払いに必要な資金の準備が極めて難しくなります。この段階でも今度回復の見込みがあるなどで銀行などが融資を行えば支払不能は回避できます。 さらに状況が悪化すると今度は必要な支払いができなくなります。事業においては手形が換金できない不渡りという状況になります。この不渡りが2回発生するとその事業者は信用を完全に失い、銀行が取引を止めてしまいます。こうなると事業は継続できなくなり、経営破綻あるいは倒産という状態になります。 経営破綻あるいは倒産という状態になった状態からの手続きの一つが破産です。他の方法として民事再生により立て直しを図る方法が取られることもあり、この場合建て直しに成功すれば会社は存続します。航空業界ではJALやスカイマークを始め国内外のほとんどの会社が民事再生の経験があります。
質問者からのお礼コメント
大変詳しく教えていただき、ありがとうございました!みなさん、ありがとうございます!
お礼日時:2020/11/24 21:56