主人が大腸がんから人工肛門→透析になりました。
主人が大腸がんから人工肛門→透析になりました。 2ヶ月入院し、その病院は通院透析は満室なので、家の近くの送迎ありのクリニックに通い出しました。 通いだして2週間位たった透析帰り、フラフラしながら帰ってきました。クリニックの先生が、入院していた総合病院に連絡してくれてまた入院しました。 総合病院の先生は、緩和ケア病院に入院した方がいいとおっしゃいます。ガンも痛がっているし、もう治療がないので穏やかにすごしてみてはと言うのですが、透析もせずにとも。 しかし、主人は意識はしっかりしています。生きたい!と、強く思っています。 緩和ケア病院の準備をしましょうと進めていますが、私はよくよく、考えたらやっぱり嫌です。 どうしたらいいのでしょうか?何が正しいのかわからなくなってきてます。
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ベストアンサー
まず、怪しげなエビデンスのない治療で、有り金をふんだくられないように注意してください。 こうした迷っているときに、「免疫療法」「温熱療法」などがつけ込みます。これらは、有り金を取るだけって、最後は「手術で体が弱っているからこれ以上無理」「せめて抗癌剤をやる前に来てくれたら」といってほおりだします。結果的に「治療中の死亡者はゼロ」などとなります。 さらに、こうして巻き上げた金で、ほかの人を騙します。まさしく、弱みにつけ込む人間のクズと言ってよいでしょう。 落ち着いて、判断が必要です。 「緩和ケア」と「生きたい」という気持ちは必ずしも矛盾しません。 緩和ケアというと、もう、治療はせずにただ死を待つだけ「死者の館」という印象があるかもしれませんが、それは違います。 治療には「病気を治す」「痛みを取る」「気持ちを汲み取る」などがあります。これらはすべて大切ですが、自分の軸足をどこに置くか、ということです。 「病気を治す」ことに軸足を置いて、キツイ抗癌剤をやっていくのも一つです。しかし、「痛みを取る」「気持ちを」に軸足を置くのが緩和ケアです。 緩和ケアでも、弱めの抗癌剤での治療を続けることもできます。時として、それは癌と戦っているという実感だけなのかもしれませんが、気持ちのケアとして大切です。 何より、痛みに耐えたり、進行した癌の患者では、緩和ケアで痛みを取る治療を中心にした方が、抗癌剤などで治療を継続するよりも平均的な生存期間は長くなることが多いのです。 そして、緩和ケアの病棟は、あなたが思うよりもみんな前向きで明るく過ごしています。ベッドサイドに、Amazon Echoなどを置いて、テレビ電話を楽しんでいる人もいます。 そして、冷酷なことに感じるかもしれませんが、人間、だれでも死にます。緩和ケアに入っていると、その終わり方を相談し、自分で決めることが出来ます。一般病棟では、面会時間やほかの人もいる中、十分なお別れもできないかもしれませんが、緩和ケアは違います。また、外出・外泊も自由です。 一つ、違いがあるとすれば、無意味な延命はしない、ということが多いくらいです。もう、脳も心臓も動いていないのに、無理に機械で心臓を動かす、などの行為はしないことがほとんどです。この辺は、考え方の違いでしょう。 緩和ケアを色眼鏡で見ずに、ぜひ、一度話を聞いて可能なら見学してみてください(コロナもあるので見学できないかもしれませんが)。見学できれば、実際に、訪問時に、患者さんと話す機会もあるでしょう。考え方も変わるのではないでしょうか?
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