私の見識不足かもしれませんが、ジャズ・トランペッターの中で最もミュートを使って演奏してたのはマイルス・デイヴィスだと思います。
私の見識不足かもしれませんが、ジャズ・トランペッターの中で最もミュートを使って演奏してたのはマイルス・デイヴィスだと思います。 恐らくミュートでリリカルな表現をしようとしてたとは思うのですが、ミュートが無くてもチェット・ベイカーなんかは充分リリカルな演奏をしてました。私は響かないミュートの音が余り好きになれないのですが、リスナーの皆さんは、ミュートの有無に拘ったりはしないのでしょうか?
ベストアンサー
基本的にはオープンが、トランペッターとしての能力を示しているとは思います。特にモダン・ジャズ以降に於いては。 一方スィング以前のジャズは個人の音楽である以上に集団の音楽でしたから、ビッグ・バンド演奏では様々な音響的効果の為にミュート演奏が要求されて来たと思います。スィング時代だと、ハリー・エジソンやクーティー・ウィリアムスなどミュートで演奏する機会が多かったと思います。ただし、必ずしもリリカルさを追求した訳ではありません。エリントン のいわゆるジャングル・スタイルへの寄与をお聴き下さい。 モダン以降だとアート ・ファーマーなどもミュートを多用しています。彼のブラス・シャウトなどは切れの良さを狙っていると思われます。ミュートもいくつか種類がありますから、要はどのような音響効果を狙っているか、その成果が表れているか、個々の演奏次第だと思います。単にリリカルさを追求している訳では無いと思います。 例えば、マイルスのIf I were a bellの味わいはオープンでは表現出来ない、飄逸さがあると思いますよ。
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質問者からのお礼コメント
詳細な解説でよく分かりました。 皆さんどうも有難うございました。
お礼日時:2020/11/21 22:10