電車みたいに架線の下を走る乗り物。
見かけはバスです。
ハンドルがあり操作方法もバスですが
法令上は電車の仲間に分類されます。
正式名称は無軌条電車といい
運転免許も路線バスやレール上走る電車
と違うものになります。
トロリーバスと電車で違うのは
レール(線路)上を走らないか走ること。
燃料源は路線バスと違い、
車体後方から伸びるトロリーポール
と呼ばれる2本ある棒で
上の架線から電源供給を受けます。
電流は性質上
発電所を出ると機械類を経て
発電所に戻ります。
発電所に戻らず機械類が終点ですと
その機械類は電力がなく
まったく作動しないようです。
なぜそうなるのかは
専門外でわかりません。
レールの上を走る電車ですと
架線から受けた電流を
レールに流して発電所に戻すんですが
トロリーバスにはレールがありません。
そこで先にでた2本のポールです。
片方の棒で電流を得て
もう片方の棒に電流を流しています。
架線もトロリーバスに合わす仕様です。
レールの上を電車が走るものですと
線路1本につき1本ですが
トロリーバス専用の架線は
線が2本付いています。
それぞれの架線は
送る線と戻す線に分かれています。
トロリーバスは走行中
電車のような音がします。
これも排気ガスを出さない乗り物
だからの特徴です。
むかしは都市部に路面電車の補完として
かなりの路面がありました。
しかし効率が悪いので近年は
立山トンネルと関電トンネルの2区間
残るのみとなりました。
ただ
その関電トンネルのは2018年に引退し、
翌年から電気バスに転換されました。
現在残されているのは
立山トンネルの区間のみとなります。
ちなみに2020年から扇沢駅付近では
引退した車体が安置されています。
いまでもトロリーバスは
トロバスの愛称で親しまれています。