「キングコング対ゴジラ」でも、人知では抹殺出来ない最後は両者をぶつけ、戦わせる作戦を最終手段とし、その際「英雄並び立たず、双方共倒れ」が作戦方向でした。 「メカゴジラの逆襲」で、指示を待たずに真船博士がチタノザウルスを暴れさせた際、止めさせようとする側近をムガール隊長は「例えチタノザウルスが倒されたとしてもゴジラも力を失う」と、そのままにするように命じます。 「ゴジラvsビオレンテ」で若狭で激突する二大怪獣に黒木一佐は「勝った方が我々の敵になる」と、ゴジラ映画では他力本願的に怪獣同士を戦わせ「漁夫の利」を得ようとする傾向は多いです。 バニゴジとデストロイア、少なくとも片方だけになれば、被害はそれだけ減少しますし、勝ち残った方もダメージは避けられず、その戦いから対抗策も見出だせるでしょう。 因みに「ゴジラ対ヘドラ」では、やっとヘドラを倒せたものの、ゴジラもかなりブチキレ状態。 もしヘドラから受けたダメージが深刻でなければ、怒り狂ったゴジラはそのまま中部関東地域を壊滅状態にしていただろう、とマニア間では囁かれておます。