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色々です。当時の日本は軍国主義で、軍人は尊敬されており、陸軍士官学校や海軍兵学校は若者たちの憧れの的で、中学校(5年制)のトップクラスが受験しました。 戦前の日本は大変貧しく、家庭の経済事情で中学校に進めなかったり、中学校以上に進学出来ない優秀な若者が沢山いました。 陸軍士官学校や海軍兵学校なら授業料はタダ。それどころか小遣い銭まで支給される、、、しかも卒業するとエリートの大日本帝国陸軍、海軍の士官。 貧しければ誰でも行けた訳ではなく(笑)、成績優秀、身体強健でないと厳しい入学試験に合格しませんでした。 陸軍士官学校、海軍兵学校の生徒の家庭背景は様々で、金持ちもいたし華族もいたし、普通の家庭もあったし、終戦工作に貢献した高木怱吉海軍少将なんか、熊本の片田舎で親父がアル中で死に、お母さんが親戚の畑仕事を手伝って僅かな生活費を貰うと、いわゆる「赤貧、洗うが如し」と言う貧困家庭。 その為に高木は高等小学校を一番の成績で卒業したのに中学校に進めず、東京に出てある有名な大学教授の家で下男をしながら通信教育で中学校卒業資格を取得。海軍兵学校を受験して合格し、後に海軍大学に進んで首席で卒業、、、 と言う事で、色々の家庭事情がありました。ただ、身元調査は厳しく、家族に犯罪者がいたりすると排除された様です。
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質問者からのお礼コメント
詳しい回答、ありがとうございました。 大変参考になりました。
お礼日時:2020/11/29 13:37