お世話になります。
お世話になります。 2週間ほど前に棟上げが終わったばかりの新築住宅に、別添写真のような長い横クラックがあり構造的に問題はないか?また、今後、基礎の耐久性に悪影響を及ぼさないか心配しております。今後の補修方法と合わせて教えて頂ければと思います。よろしくお願いします。 ●基礎の概要 ・木造平屋 ・軸組在来工法 ・ベタ基礎 ・基礎の厚さは150mm、立ち上がりは450mm ・主筋は13mm ・施工後2週間経過 ・クラックの長さは、外周に沿って内側のみに3m以上、外側への貫通クラックはなし ・別の外周部分にも同様のクラック
新築一戸建て・104閲覧
ベストアンサー
表にクラックや打継が無ければ、内側の横筋が型枠いっぱいのところまで来ていたのだと思います。 壁の鉄筋はL型に加工してスラブ筋に結束しますが、コンクリートポンプの圧送の力が大きいので、圧送を早く行うと、結束線の結束程度では壁筋は流されて波を打った状態になります。 通常上階に壁を打ち継ぐ時は、壁の墨を出して、台直しといって、乱れないように流してある横筋は一度取外して、壁からのかぶり厚を確保出来るように、鉄筋を曲げて修正します。横筋が3本程度しかなかったので、それを行わなかったのだと思います。 壁の中では鉄筋のかぶり厚を確保出来るように、鉄筋に樹脂のスペーサーを付けて、型枠から押し戻されるようにしています。 コンクリートは打設当初は強アルカリ性ですが、大気中の二酸化炭素と結合して、表面から中性化します。 中性化したコンクリートの中では鉄筋は錆びます。中性化は表面からは30年で2cm程度かもしれませんが、クラックの表面からも同様に進行します。 鉄筋が錆びると、爆裂といって表面のコンクリートはクラックが入って、そのうち剥がれ落ちます。 表面にモルタルを塗ったり、防水層で空気を遮断すれば、中性化の進行を遅らせることが出来ます。 築15年で鉄筋のかぶり厚が少なかった建物です。
質問者からのお礼コメント
とても丁寧な回答をいただきありがとうございました。現在第三者機関の調査を入れることで話が進んでおります。安心して住める家が完成することを願ってやみません。
お礼日時:2020/12/4 10:23