ボルドーは、世界のワインの中で一番、渋くてしかも辛いです。専門的にいうとタンニンが多くて残糖分が少ないタイプのワインで、渋みの強さは、玉露を冷やして飲むようなもので、おおよそ日本人の食生活には馴染みのない味覚です。同じカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロなどを使ったワインでもイタリアやカリフォルニアの様に甘みがあれば、気紛れますが、最初は木の枝をかじっているようで、美味しくはないはずです。しかも、バランスの悪いボルドーは、酸味も強く、さらに飲みにくいです。ボルドーは少し空気に触れさせて荒々しさをとったり、熟成させて、角を取る必要がある場合もあります。ただ、ワインを長年飲み続けると最後にはボルドーに帰るとも言われます。ブルゴーニュも、実はタンニンはすくなく感じますがアントシアニンの量はかなり多いそうです。ボルドーに比べ渋みも細かいですし、ほの甘さも感じ、ボルドーと同等以上に酸味もありますが果実の甘さとバランスがとれています。ボルドー、ブルゴーニュどちらが美味しいかは、難しい問題かも知れませんですが、今の質問者さまにとっては、ブルゴーニュのほうが美味しいというのが正確かもしれません。これからのことはわかりませんよ 笑