NHK大河ドラマ『麒麟がくる』では最新の歴史の研究結果を取り入れた新しい光秀像を描くという風に聞いていますが、
NHK大河ドラマ『麒麟がくる』では最新の歴史の研究結果を取り入れた新しい光秀像を描くという風に聞いていますが、 従来の光秀像と異なる新しい描写はありますか? (10話くらいまでしか見てません。道三の愚痴をこぼしまくる光秀は新しいなとは思いましたが、これは研究結果というよりは脚本家の創作かと) 例えば、比叡山焼き討ちは従来だと伝統を重んじる保守的な光秀は消極的で信長に思いとどまるよう進言するも一喝されるというのが定番ですが、 最近の研究結果だとむしろ光秀の方が合理的でノリノリで信長の方が消極的だったという説が出てきたと聞いています。 このあたりの描写はどうでしたか?長谷川博己はノリノリで比叡山を焼き討ちしてましたか? 比叡山以外にも何かあればご教示お願いします。
ベストアンサー
残念ながら「最新の研究成果を取り入れる」と言う点においては非常に物足りない作品になってしまっています。 既に他の方が書かれているように、斎藤道三についてはたしかに新しい説が取り入れられていますね。貧しい油売りから一代で成り上がったのではなく、まず道三の父が貧しい油売りから成り上がって美濃でそれなりの立場まで出世し、道三はそこを足掛かりに美濃の支配者まで上り詰めた。つまり親子二代で成し遂げたことだ、と。 しかし、その他のことはさっぱりです。 1.比叡山延暦寺焼打ちのときの「なで切り」はたしか和田なにがしへの書状だったと思いますが、残念ながらこのドラマでは光秀は信長の焼打ち命令にかなり抵抗し、しょうがなく従ったが女子供と非戦闘員の僧侶は助けた、という慈悲深い話に変えられてしまっていました。 2.幕府に仕える前に医師らしき働きをしていたという文書が見つかったといっていたはずですが、そのエピソードもサッパリ出てきませんでした。東庵先生とかお駒さんとが架空キャラをわざわざ登場させたのは医術を学ぶための布石か?なんて少し思ったんですが、ぜんぜんそんな話も出てきませんでした。 3.いくつかの資料により、京都奉行時代にだいぶアコギなことやって町民農民からカネを巻き上げたらしいですが、このドラマでは対立する摂津晴門の策略でハメられてそういう訴えを起こされた、という話になってしまっていました。 4.ひょっとしたらですが、最近になって本能寺の変の後で瀬田あたりで山岡景隆と舟戦をしたという文書が出てきましたよね。あれは再現してもらえるのかな? とにかく、光秀をよいしょするためならなんでもやるというヒドイ話になっていますよ。もちろん主人公というのはそういう扱いを受けるものなのかもしれませんが、しかしそれにしてもやりすぎのように感じています。
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質問者からのお礼コメント
ご回答ありがとうございます。
お礼日時:1/19 2:16