あなたがご先祖だとして、どういう子孫なら守りたいでしょうか。
それに先祖といっても見ているものは一族全体のことだったりします。あなた一人を幸せにするより罪ゃ穢れを落とした方が一族の繁栄にはつながるということもあり得たりします。
例えば道楽息子が現れて、親が作った財産をどんどん浪費するとかですね。
一見、とんでもない馬鹿息子に見えますが、親の貯めた財産に汚い方法で集めたり、恨みを買ってしまった財産とかがあって、それを浪費によって吐き出さないと罪や穢れの浄化が起こった時にとんでもない事になるからです。
まあ、言うほど、個人個人のこと心配していないものです。直につながりのある孫とか子なら心配もするでしょうが、顔を見たことのない子孫をそんなにいちいち見ていないものです。
それから、一族の誰も墓の管理に来ないけど、この人だけは定期的に来ては掃除したり手入れしたりしている。そういうのは感謝されます。
供養ってのはいらない先祖もいますが、してほしい先祖もいるからです。してほしい先祖にしてみれば、墓とか仏壇にお供え物したり、掃除したりしてくれる人は有難い。
結局、もとは人だし、死んでも人なので生きている人と考えることは同じってことです。