ID非公開
ID非公開さん
2021/1/21 19:12
4回答
中学受験・算数の速さの問題です。 次の各問題を小学生でもわかるように解説してください。
中学受験・算数の速さの問題です。 次の各問題を小学生でもわかるように解説してください。 (1)だけ・(2)だけでも構いません。どうぞ宜しくお願いいたします。 ※答えを最後に載せています。 【問題】 A君は峠をはさんで往復するマラソン大会に出場した。 マラソンコースは、ふもとをスタートして峠まで上り、峠を越えて下り終えた場所が折り返し地点となっている。 A君は上りを時速4km、下りを時速6kmで走り、行きは2時間15分、帰りは2時間20分かかった。 このとき次の問いに答えなさい。 (1)A君が上りを1km走るのは、下りを1km走るのより何分多くかかるか。 (2)峠から折り返し地点の道のりは、ふもとから峠までの道のりよりも何km長いか。 (3)ふもとから峠を通って折り返し地点までの距離は何kmか。 【答え】 (1)5分 (2)1km (3)11km
ベストアンサー
まず、どういう道のりなのかを図で書けましたでしょうか。 スタート地点はふもと、そこから登って峠に進み、そこからは下ってふもとまで降ります。ふもとまで降りたところが折り返し地点ですね。行きで登って下ってますがその道は別々です。また、帰りは行きで下りだった道を登り、行きで登りだった道を下るというのがポイントですね。山の絵を書いて、左のふもとから右のふもとに進んだと思えば楽でしょうか。 1) 時速4kmで1kmは15分掛かります。 時速6kmで1kmは10分掛かります。 つまり、登りは下りより1kmで5分多く時間が掛かります。 2)峠から折り返し地点の道のりは、ふもとから峠までの道のりよりも何km長いか。 問題文を言い換えます。 問題文は、行きで峠まで登る道のりよりも行きで峠から下る道のりの方が長いと言っています。何故なら、帰りのほうが時間が掛かっている=登りの道のりが長いからですね。これを図で表現できなければ、問題は解けないと思います。 ただ、2)に関してはシンプルで、行きは2時間15分、帰りは2時間20分ですから、差が5分ということに注目します。細かいところがどうかと考える必要はなく、5分差ということは必然的に下りが1km多いだけということです。 登りと下りの距離が同じだったらどうなるかを考えてみるといいと思います。(時間差がゼロになるのが正解)そこから5分差を出すには、行きの下りの道のり(峠から下る道のり)を1km長くするしかありません。そう考えると、答えが1kmになるのが分かりやすいと思います。 3)ふもとから峠を通って折り返し地点までの距離は何kmか。 問題文を言い換えると、スタート地点から折り返し地点までの道のりを聞かれているということになります。 この時、5分差が出る1km分は横に置いておきましょう。 ・行きは2時間15分のうち、1km10分を引いて2時間5分(125分) ・帰りは2時間20分のうち、1km15分を引いて2時間5分(125分) こうすると、残った時間(125分)は登りと下りで同じ道のり(距離)を走ったということが分かります。時間の内訳を考える場合は比が楽なのですが、理解して使える子は少ないので、今回は正攻法で行きましょう。 まず、2kmを登って下ったとしましょう。(1kmと1km) そうすると、10+15=25分掛かることが分かります。 全体の道のりが2kmなら、その2kmを歩くのに25分掛かるということですね。 今回は125分掛かったのですから、 2kmの道のりが125÷25=5つ分あったということです。 つまり、125分で2km×5=10km歩き、(登り5km,下り5km) 最初に横に避けておいた1kmを加算して、合計11km走ったということが分かります。
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質問者からのお礼コメント
ご丁寧な解説をありがとうございました。とてもよくわかりました。 言い換えの説明で理解がぐんと深まりました。 他の皆さんも本当にありがとうございました。 できることなら皆さんに500枚のコインを4等分して差し上げたいです。 またお伺いすることがあると思いますが、その時はどうぞ宜しくお願いいたします。
お礼日時:1/22 11:53