ベストアンサー
一般的にいえば権威あるカスターリエンの名人という重責でボロボロになり、その重責から解放されホッとしたところに、冷たい湖に入ったことによる自然死と考えるのが常套かと考えます。けれど私は右を向けと言われたら平気で左を向きたくなる(ちゃんと右を向くのですが)天邪鬼の性分で、主人公クネヒトは毒殺されたのではないかと推測します。その根拠は名人辞退を慰留する組織の高官(アンクサンダー)と晩餐を行なったのち体調が不良になったと述べられています。それ以前では一切主人公の体調に関する記述はありません。名人は終生のものという不文律、それに対し規則にないと辞退を強行する主人公、この確執こそが主人公の死の真の原因ではないかと考えます。前例の踏襲こそが組織が拠って立つところ、それを否定するものの存在を抹殺したいという組織の構造かと考えます。ただ私は現実世界における陰謀論は眉唾で信用しません。どうも虚構の世界では裏読みする癖がありますので、あまり参考にならないかもしれません。
質問者からのお礼コメント
大変参考になりました。 ありがとうございました。
お礼日時:1/24 16:16