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米軍の戦闘機に対しては日本軍の戦闘機 米軍の潜水艦に対しては日本軍の駆逐艦が対応し、 戦艦同士の艦隊決戦に持ち込むというのが想定でした。 日本は戦艦大和と武蔵しか作りませんでしたが、アメリカは10隻くらい作り、イギリスも5、6隻は作りました。その他、イタリア、フランス、ドイツと作りまくっています。 そもそも、大型の戦艦というのは艦隊の中核として各国に存在していて、日本には12隻存在していたものです。戦艦大和はそのうちの新型の1隻となります。 そしてその大型の戦艦を補佐する巡洋艦が数十隻あり、さらに艦隊の護衛や前衛をつとめる駆逐艦が百以上存在しています。さらに小型の海防艦(フリゲート)や砲艦などを含めると膨大な数の艦艇となります。 これは世界中がそうでしたので、日本だけが新型の戦艦を作らないということは、当時としてはあり得ないことです。当時の事情を全体的に考えると「なぜ無駄に作ったのでしょう」というような感想とは、全く異なったものになるのは間違いありません。 ただし、航空機の進歩や、アメリカとの工業力の差から、戦艦を作っても戦争には勝てないと考える少数の意見もありました。そしてアメリカにも戦艦派と空母派は存在していて、どちらを多く作るかで意見を対立させていました。 日本は戦艦大和と武蔵を作ると同時に、空母翔鶴と瑞鶴を作っており、戦艦だけではなく空母にも力を入れていたほうだと思います。ただし、総合的な生産力がアメリカに大きく負けていたので、急遽空母を増産したアメリカについていけず、航空機の数で負けてしまった結果として、戦艦が裸となり、孤立してやられてしまったものです。戦艦としてはアメリカの新型戦艦やイギリスの新型戦艦と比べて劣っていたとは思えません。
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質問者からのお礼コメント
長編ありがとうございました。 勝負事(戦い)には、勝ち負けが発生し、日本がアメリカに敗戦する前に 惜しくも海上戦で負けたと云う事ですね。
お礼日時:1/23 21:16