スプリングリバーブは、スプリング特有のサウンドになりますので、ご理解ください。リバーブ(残響)という現象だけでなく、バネの共振による特定の周波数のピークやディップが現れます。これがお好みで曲想に合っていれば「事足りる」ことになるのでしょう。また、外来ノイズに弱くなります。レコーディングの時には、ノイズに強いリバーブにする方が求めるサウンドになることがあります。また、足で蹴飛ばすエフェクターでは、衝撃を打ち消すような巧妙なバネの配置にしても、操作ノイズはかなり目立つことになります。
ところで、hall of fame2 はたぶんスプリングリバーブではなく、デジタルリバーブです。現在のデジタルリバーブでは、本来のリバーブ効果を聴感上劣化が感じられないはずのレベルまで高められています 。古い機種でなく、消費電流が50mA以上なら、アナログリバーブもスプリングリバーブも及ばない性能なので、共振の癖が要らないのなら良い選択だと思います。