豊臣秀吉は関白職にあった際に自らの署名で「てんか」と記載していましたが、これは「殿下」「天下」のどちらなのでしょうか。
豊臣秀吉は関白職にあった際に自らの署名で「てんか」と記載していましたが、これは「殿下」「天下」のどちらなのでしょうか。 また一般的にはどちらと解釈されるのでしょうか。 私の知る限りでは関白を秀次に譲って以降は署名が「大かう」に変化するので「殿下」の意であると取るのが妥当に思えますが、その場合、それ以前の摂政関白の署名には「てんか」が用いられる例は見られるのでしょうか。 豊臣秀吉の署名「てんか」の解釈と妥当性を補足する解説をお願いいたします。
日本史・39閲覧
ベストアンサー
「殿下」だと思います。 いまだ九州・東国が治まっていない関白任官直後から使っていますし、国内においても外交に対しても前面に押し出しているのは関白・太閤の立場であることは明らかではないでしょうか。 大名統制も官位秩序のもとに編成していくわけです。 また、「てんか」「大かう」の使用例は主に北政所や侍女などの女性相手の自筆であります。おおむね女筆の書法に則ったものなので、関白の自筆書状の例と比較するのは適当ではないでしょう。
1人がナイス!しています
質問者からのお礼コメント
ありがとうございました。 参考になりました。
お礼日時:3/5 23:14