残念ながら日本において「英語の能力」は年収に影響がないため、そういう統計データはありません。英語がまったくできなくても巨額の年収を生み出している実業家はいますし、英語がネイティブ並みでもそれを生かした職業についていない人もいて、あまり相対的な関連性はないようなのです。
これがたとえばアメリカ国内だと「語彙力」と年収の関係が調査でかなり明らかになっており、アメリカ人向けの「語彙力増強」のための書籍では
「あなたの上司はなぜあなたの上司であり、あなたはなぜ彼の部下なのか?それはあなたの上司の方が多くの英単語を使いこなせるからだ」
などと明言しています。英語文化においては英語の語彙力は学校の成績全般に関係しますし、学歴に直結するため、年収との相対関係も認められるのだそうです。そういうデータがどこにあるのかまでは知りませんが、語彙力増強に対する強い関心をアメリカ人が持っているのは、実際そういう統計に多く接しているからと思われます。