何故ドイツではナチス式敬礼をしただけで捕まるのでしょうか?

何故ドイツではナチス式敬礼をしただけで捕まるのでしょうか? これって自由な思想の弾圧ではないでしょうか。 民主主義や自由主義が世界的に確立、普及したこの時代、 いかに「悪の枢軸」とされるヒトラーやナチ党であろうと、 敬う自由は個人の人権で約束されるべき事柄であると思います。 これでは全体主義やファシズムの、 「元首である○○を敬わないものは罰する」とか 「反逆分子である△△を敬うものは罰する」とかと同じような気がしてなりません。 民主主義や自由主義を謳いながら自由な思想を強制しているのでは? もしかしたら自分に間違った解釈があるかもしれませんし、 ナチス式敬礼が禁じられる経緯について詳しく知らないので見当違いの事を述べているかもしれません。 歴史や国の事情に詳しい方いれば教えてください。 お願いします。

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ベストアンサー

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ドイツは、第二次大戦の反省(反動)から、憲法忠誠を国民に課しています。これは、現在のドイツ憲法の主張する価値観(民主主義)を否定する行動自体を許さないという考え方で、「戦う民主制」とも言われます。 質問者のおっしゃるとおり、この様な考え方は先進国でも非常に特異なものとなっており、一歩間違えば、思想弾圧に繋がりかねない危険をはらんでいます。この様な考え方がドイツで成立したのは、ナチスが(一応)合法的に政権を獲得した(ドイツ国民が獲得させてしまった)ことと、ナチス・ドイツが行った犯罪が非常に大きかったことが理由として挙げられます。 また、裏の理由として、ドイツは、戦争中に行った戦争犯罪について、その殆どをナチスのせいにするということを意識的・無意識的に行ってきました。 例えば、非道な人体実験はナチスの組織であるSSが行い、国防軍やドイツ国民は知らなかったとか、残虐な拷問はナチスの組織であるゲシュタポが行い、やはり他のドイツ人はかかわっていないとかと言った具合です。そうすることによって、諸外国からの非難を浴びず、自国の歴史を否定する必要もなくなるというわけです。ちょうど、日本で太平洋戦争について、軍人や政府の高官に騙されて戦争に引きずり込まれたので、私たちには責任はないとごまかすのと同じです。 この様な、善良なドイツ人と、それを戦争に引きずり込んだ悪逆非道のナチスという図式の中で、ナチスを全否定する考え方が成立したのです。 なお、この憲法忠誠の考え方から、現在のドイツでは、ナチス的な言動(礼賛するかどうかにかかわらず)は原則として禁止されています。ナチス的な言動が許される場合は、「明らかにナチスを否定するものである」場合だけです。

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ThanksImg質問者からのお礼コメント

ドイツの民主主義は他国とは事情が異なるのですね。 どうもありがとうございます

お礼日時:2009/3/15 9:22

その他の回答(2件)

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日本も、自虐的歴史観を押し付けられていますが、ドイツよりは、マシかもしれません。 太平洋戦争では、「日本軍は、英雄だった」と発言しても、逮捕されません。 「東条英機は、アジアを白人から開放した」と発言しても、何も、警察沙汰にはなりません。 日本では、「言論の自由」「学問の自由」「報道の自由」が、何よりも、大事だとされています。 ドイツが、いまだに、感傷的な贖罪国家でいられるのは、周りに、脅威となる国がないからです。 ドイツが、センチメンタルに、過去の戦争犯罪を贖罪していても、ポーランドが、「ドイツを食ってやろう」と、牙を研いだりしないからです。 (ドイツ人は、感傷的な民族だそうです) 日本が、ドイツのマネをしていたら、中国に食べられてしまいます。

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おっしゃるとおり、ドイツは民主主義国家ではありません。 ナチスとは旗の色が違うだけのファシズム国家です。 ドイツ人には所詮民主主義なんてわからないのです。 ドイツ人が自分たちの国は民主主義国家だと思っているのは 北朝鮮が「民主主義人民共和国」と名乗っているようなものです。

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