なんでJ.S.Bachの楽曲は端正な楽曲が多いのですか?

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「端正」という言葉のイメージは人それぞれですが・・・ 確かに彼の曲は、隙なく論理的に音が組み立ててあります。 ただその中に合って、一音一音に宿っている感情(イメージ)の面から見ると、かなり情熱的というか、作曲技術があまりに高いので騙されそうになる(一見淡々としているように見えてしまう)けれど、「表現」に対する熱量とこだわりに関しては、ときに「くどい」「暑苦しい」と言われるベートーヴェンやシューマンすら上回っているんじゃないか、というのが私のバッハ像です。

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バッハの曲は、一つの音が、曲全体と一体になっています。 恐らくは、作曲の時は、 曲の先と前を考えているのと、 考えないで無意識に浮かんでくる楽想を書き留めるという、 二つの回路が同時に働いていたのだと思います。 こんな作曲家は、バッハの後にはほとんど存在しません。 無意識で考えながら局を作っていたと、例えることが出きるでしょう。 モーツアルトは確かに才能がありましたが、 単に浮かんでくる楽想を書き留めるだけでした。 ベートーベンは、推敲に推敲を重ねて曲を作りました。 その後の作曲家は、ショパンなどを除き、作曲理論に頼るところが大きかったようです。 しかしバッハがそれほどまでに素晴らしい音楽を作ったのは、ひとえに超人的な努力の賜物だったと言えます。 バッハの曲のレベルが著しく高くなったのは、30台に入ってからです。 そして、40台までで、創造的な能力は使い果たしたように感じます。 20台の始めには、オルガニストとしてかなりの技量があったのに、それに甘んじることなく、 ひたすらな努力を続けたことで、古今東西、誰も達し得なかった領域に踏み込むことができたのだと思います。

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バッハの音楽が端正に聞こえるのには、他にも理由があると思われます。 しかしそれは、バッハだけではなく、バッハまでの作曲家に共通していると言えます。 バッハまでの西洋社会は、人々の信仰心が厚く、保守的な考え方が支配していました。 音楽などの芸術においても、先人から受け継いだ「型」を基本とし、そこからはみ出すことは、ほぼあり得ませんでした。 この時代の芸術は、音楽も美術も、 個性が感じられる作品は極めて少ないのです。 このような作品の作り方は、前にあるものを元にしていますから、 あっちに行ったりこっちに来たりという、まとまりのない物は少なく、 スッキリと端正な作品に仕上がります。 面白味にかけるとも言えますが、 表面の派手さでなく、中身の深さで勝負する感じでしょうか。 例えば、こんな作品が挙げられるかと思います。