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2021/6/15 23:00

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今、中学三年生国語 三崎亜記さんの「私」という物語を学習しているのですが、内容について2つほど理解できない点があったので教えて頂きたいです。

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人間とは、矛盾をはらんだ生き物です。 どっちの考えなんて、単純には決まらないと思います。 若い女性は「経験していない人にはわからない」と言います。その言葉は、後で、自分が二重であることを体験する「私」への皮肉です。 ただ、若い女性は、二重のデータのうち片方をこれが本当で、もう一方を間違いだと言いますが、 市役所では住所も名前も内容が全く同じデータが2つなので区別が付かず、どちらを消しても実際に支障ないわけです。 しかし、片方が本物だと分かるという若い女性は、謎めいた不思議な人物です。 しかし、図書館のデータの件は、全く同じデータが二重にあるなら、自分が既に借りていること自体は事実となるはずですが、 「私」は借りた覚えはない。 つまり、「私」の名前で、違うデータが2つあるということです。 これを司書は、データではなく「私」が二重だと言うので、それもまたSFというか、世にも奇妙な物語風ですが、 この状態を解消しないと、今後ももう1人の「私」が本を借りてしまい、「私」が知らない本を借りたことになるでしょう。 市役所ではマニュアル通り仕事をしただけで、二重にデータがあった女性のことを深く考えていなかった「私」は、自分の存在がデータに依存していることに思い至ります。 ②作者はこの物語を通して何を伝えたいのか そんな一言で言える単純なメッセージではないと思います。 ここまで、上に私が書いたことや、作品の中で「私」が、データと個人との関係について考えたこと、そういった全てだと思います。