大戦時の装甲板ですが、どんな素材を使っていましたか?(船とか戦車) クロムとかニッケルを添加していたの?

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ThanksImg質問者からのお礼コメント

皆さん詳しいですね。 有り難うございます。

お礼日時:6/22 0:29

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大和型に関して 装甲は2種類 「表面硬化装甲」のVC甲鈑は その化学成分が 炭素0.48% ニッケル4%・クローム2%の 高ニッケル.クローム鋼です。 クレーで吊れる 70t未満の鋼塊に加工して 1万トン水圧プレス(ドイツ製)で 鍛え上げて分子を緻密にしてから 炉で6日間掛けて炭素を10㎜程度含浸させます。 その後焼入れ焼戻しを数回行い応力ひずみを取り除き 全体をソルバイト組織に形成させます。 そして 鉄板の上に砂を盛って その上に装甲を置いて 炉で加熱して 表面を水で急冷することで 装甲の表面一定の層が焼入れ組織となり その表面はクロームカーバイトと言う超硬ガラス質に成り 耐弾性を得る事が出来ます。 「均質硬化装甲」のNVNC甲鈑は VC甲鈑製造工程で 炭素含浸と表面の硬化作業を省いて甲鈑全体を単一のソルバイト組織にします。 1枚の加工に約1ヶ月必要です。 この装甲を製造していたのは 現在の日本製鐵㈱瀬戸内製鉄所呉地区です。 現在の護衛艦などは この様な重装甲にはしていません。 理由は どんなに強靭な装甲を装備しても その装甲を相互に止める鋲や装甲の支持材の強度が装甲に追い付かないので 現在船体はSD材つまり普通鋼を主に使って建造してます。一部高張力鋼も使ってます。 戦艦大和型は 戦艦大和が艦首側装甲に米国の潜水艦が発射した魚雷が当り 見た目は異常が有りませんでしたが 装甲支持材が装甲に押されて変形した事で漏水が起き 駆逐艦1隻分の海水で浸水してました。 大和の場合船体全体の軽量化の為 支持材の強度を落とした挙げ句漏水防止のパッキングウッドまで省くと言う欠陥設計をしてました。

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装甲板は表面硬化装甲と均質装甲があります。 ・戦艦など垂直装甲は表面硬化装甲を追加装甲として電気溶接や押え金を使いリベットで固定しています。 この装甲は表面からある深さまで硬化させた装甲で、代表的な装甲板はドイツの製鋼・大砲メーカーとして知られたクルップ社が開発したクルップ鋼(KC鋼)、WWII世代の戦艦は各国がKC鋼をベースとした装甲を開発しています。 1889年 ニッケル鋼を用い焼入れによる装甲が実用化される 1890年 ニッケル鋼に浸炭焼入れを行い強度を高めた"ハーヴェイ鋼"が開発される 1894年 ニッケル・クロム鋼に浸炭焼入れを施す浸炭装甲板の本命"クルップ鋼(KC鋼)"が開発される ・均質装甲(Homogeneous Armour):表面硬化装甲に対して、全体に同じ硬さを持つ装甲を指し主に浅い撃角で命中した砲弾をその強度や靭性で逸らす能力に優れており、各種水平装甲への使用に適している 日本海軍が使用した装甲板 1. ヴィッカース浸炭装甲(VC):英ヴィッカース社によるKC鋼の改良版。同社による金剛型をきっかけにKC鋼に代わって導入。 2. ヴィッカース非浸炭装甲(VNC):KNCに相当する均質装甲でVCよりニッケル量が多い。 3. 新ヴィッカース非浸炭装甲(NVNC):VNCに代わってニッケル量をVCと同等まで減らした均質装甲。 4. 銅含有非浸炭装甲(CNC):希少なニッケルの節約を目的に、1931年に開発された均質装甲。ニッケル量を減らす代わりに銅を追加 二次大戦期には入手困難となったニッケル量をさらに減らし、代わりにモリブデンを追加したCNC1、CNC2も採用されており、対弾能力は3インチ以下の厚さではNVNCに劣らないとされ、その範囲にある重巡の水平装甲や軽巡の装甲全般など比較的薄い装甲に使用された。 5. ヴィッカース非浸炭表面硬化装甲(VH):浸炭処理を施さずに硬化処理を行った新型の表面硬化装甲。大和型戦艦の建造において採用され、戦艦の装甲としては史上最も厚い砲塔前盾にもこの装甲が使用された。 6. モリブデン含有非浸炭装甲(MNC):30年代に試験用に輸入されたドイツ製装甲に着想を得て開発された均質装甲、同甲鈑が使用していたモリブデンを採用することで、NVNCよりもニッケル量を減らしつつ(ついでに炭素量も減少)大口径弾への性能を向上させている。大和型の水平装甲など比較的厚い部位の水平装甲に使用された。

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das********さん、めっちゃ詳しいですね! めっちゃ勉強になりましたm(__)m ドイツすげぇ(*´ー`*)

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溶接が可能な高張力鋼を生産するにはニッケルが必要不可欠でしたが、日本の産出量は0で、すべてをアメリカに頼っていました。石油の禁輸措置が日本を開戦に踏み切らせたというのは事実ですが、平炉の比率が高かった日本の鉄鋼生産ではクズ鉄とニッケルの禁輸も死刑判決でした。 日本がドイツに派遣した潜水艦によってジェットエンジンの設計図やヴルツブルクレーダーを入手しましたが、この潜水艦には3人のドイツ人技師が乗り組んで日本にやって来ていました。一人は日本に貸与されたU511の造船を担当する造船技師、一人はレーダー技師、もう一人はニッケルの代わりにシリコンを使って高張力鋼を生産するための冶金技師でした。U511はドイツが日本に量産させるためのプロトタイプとして貸与された潜水艦でしたが、外殻の硬さが日本の高張力鋼の2倍も高く、鋼材の段階からすでにコピーは不可能だったためドイツ人技師が派遣されたのでした。結局、平炉ではなく高周波誘導炉を用いるドイツの方式は電力のない日本では実現不能でした。

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装甲板は研究された特殊鋼板です 色々改良され決定版は1894年のクルップ鋼(KC鋼)です ニッケル、クロム鋼です 表面硬化処理を行う場合も有ります 現在の艦艇は装甲は使いません 現在の戦車の砲搭は特殊弾丸防御の為、複合装甲です 鋼鉄と全く違う材料の組合せで公表されていません