有識者の「もと」の訪ねる 正しい表記は? ・ この場合、「元」「本」「下」のいずれかだと思いますが、どの表記が適切でしょか?

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ThanksImg質問者からのお礼コメント

シンプルなご回答ありがとうございました。

お礼日時:7/29 23:21

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公文書や公文書に準じる文書でなければ「許」と表記するのが、適切です。なお、公文書なら、ひらがなで「もと」と書いたほうが良いのではないでしょうか。「下」は、語義的に適切とは言えません。 【元】 意味: 物事の初め。以前。順序がある場合に前の方。ほか、広く用いる。 用法:「発生の元を調べる」「火の元」「元の鞘(さや)に収まる」「元の木阿弥(もくあみ)」「元首相」「元が掛かる」「元も子もない」 【本】 意味: 物事が成り立つ根本。本源。「末」の対。 用法:「本を正す」「農は国の本」「本を探る」「水は命の本」 【下】 意味: 物の下の方の部分。影響の及ぶ範囲。 用法:「大樹の下に集合する」「太陽の下で運動会」「白日の下にさらす」「灯台下暗し」「法の下では平等である」「博士の指導の下で研究する」「一撃の下に倒す」「国際正義の名の下に空爆する」 【許】 意味: そのものがある場所に近い所。 用法:「親許から離れる」「口許がほころぶ」「手許が狂う」「身許を引き受ける」「枕許(まくらもと)ではげます」 参考:漢字ペディア「同訓異義語」 *「漢字ペディア」とは https://www.kanjipedia.jp/howto/about.html

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<影響力や支配力の及ぶ範囲>という意味の「下」がふさわしいのではないでしょうか。[「異字同訓」の漢字の使い分け例(報告)] 戦前は「許=そのもののある場所に近いところ」が使われていましたが、現在「もと」は表外音訓ですので「下」で代用表記されています。 「もと」という音訓の漢字は、現行の「常用漢字表」(平成22.11.30・内閣告示第2号)の「音訓」欄で、「元・本・基・下」が掲げられています。(下記参照) 「元」 「元祖・元日」「火元」「家元」「地元」「出版元」の使い方からわかるように、「物事の始め」という意味です。 ....例:「元はと言えば」「生じる元となる」「電気の元を切る」などと用いられます。 この意味から転じて、「資本・資金・元金・原価」の意味にも用いられます。 ....例:「元が掛かる」「元も子もない」「元が取れない」「元を切って売る」 また、「順序がある場合の前の方、前のところ」の意味にも用いられます。 ....例:「元の住所」「元の形」「元の社長」「元大臣」などで、「元のさやに納まる」「元のもくあみ」 「本」 「もと」は、本来は「木や茎の根」であり、転じて「物事の成り立つ大切なところ」の意味にも用います。 ..熟語で「本末・大木」と用いるように「末」の対で、「本と末」という使い方は当然であり、 ....例:「本を正す」「本に帰って考える」「農は国の本」「正直をもって本となす」など なお、「本」には「木の幹や茎を数える助数詞」として、「庭に一本(ひともと)なつめの木」などの用い方もあります。 「基」 「基礎・基盤」「基肥」「基ずく」などと用いられるように、「成り立つ下の部分」であり、転じて「助けとして用いる物事」の意味にも用います。 ....例:「資料を基にして研究する」「外国の技術を基にして製造する」など 「下」 「樹下・門下」と用いるように、「上に広がるものに隠れる範囲」の意味で、転じて、「影響を受ける範囲」の意味にも用いられます。 ....例:「木の下に集まる」「ろうそくの火の下で書く」「燈台下暗し」 ........「教授の指導の下に研究する」「正義の名の下に戦う」「法の下の平等」 さらに「一言の下にはねつける」「一撃の下に倒す」なども「下」を用います。 ……『言葉に関する問答集』(文化庁編集)、『漢字の使い方ものしり辞典』(宇野義方監修・大和出版刊)などより 【補足】 「もと」という語にはいろいろの意味があり、戦後の「当用漢字表」(昭和21)「当用漢字音訓表」(昭和23)以前の表記では、「許・因・素」なども用いられていました。「親の許から通う」「過労が因で死ぬ」「ケーキの素(「味の素」も同じ)」などの用い方もありました。 ..これらのうち、「許=そのもののある場所に近いところ」については、「元」や「下」に書きかえることも行われています。 ..しかし、「因=物事が起こる原因となるもの」や「素=物をこしらえる材料となるもの」については、「元・本・基・下」の意味から考えて、そのいずれにも書きかえることが困難です。 ..このような場合、「異字同訓」の漢字の使い分け例(報告)(平成26.2)に、次のように書かれています。 ≪同訓の漢字の使い分けに関しては,明確に使い分けを示すことが難しいところがあることや,使い分けに関わる年代差,個人差に加え,各分野における表記習慣の違い等もあることから,ここに示す使い分け例は,一つの参考として提示するものである。したがって,ここに示した使い分けとは異なる使い分けを否定する趣旨で示すものではない。また,この使い分け例は,必要に応じて,仮名で表記することを妨げるものでもない。≫ ..したがって、「常用漢字表」の音訓欄に従って異字同訓を使い分ける場合には、「もと」について仮名書きになる場合も起こります。つまり、「親のもとから通う」「過労がもとで死ぬ」「ケーキのもと」のような形も、やむを得ないのです。 【ご参考】 ■「異字同訓」の漢字の使い分け例(報告)(平成26.2.21・文化審議会国語分科会) もと 【下】影響力や支配力の及ぶ範囲。…という状態・状況で。物の下の辺り。 ......法の下に平等。ある条件の下で成立する。一撃の下に倒した。花の下で遊ぶ。 ......真実を白日の下にさらす。灯台下暗し。足下(元)が悪い*。 【元】物事が生じる始まり。以前。近くの場所。もとで。 ......口は災いの元。過労が元で入院する。火の元。家元。出版元。元の住所。元首相。 ......親元に帰る。手元に置く。お膝元。元が掛かる。 【本】(⇔末)。物事の根幹となる部分。 ......生活の本を正す。本を絶つ必要がある。本を尋ねる。 【基】基礎・土台・根拠。 ......資料を基にする。詳細なデータを基に判断する。これまでの経験に基づく。 * 「足もと」の「もと」は,「足が地に着いている辺り」という意で「下」を当てるが,「足が着いている地面の周辺(近くの場所)」という視点から捉えて,「元」を当てることもできる。 ■「常用漢字表」(平成22.11.30・内閣告示第2号) 【漢字】【音訓】..【例】 ..下......カ.............下流,下降,落下 下手(へた) ...........ゲ.............下水,下車,上下 ..........した...........下,下見 ..........しも...........下,川下 ..........もと...........下,足下 ..........さげる........下げる ..........さがる........下がる ..........くだる........下る,下り ..........くだす........下す ..........くださる.....下さる ..........おろす........下ろす,書き下ろす ..........おりる........下りる ..基.....キ..............基礎,基準,基地 ..........もと...........基,基づく ..........もとい........基 ..元.....ゲ ン..........元素,元気,多元 ..........ガン...........元祖,元日,元来 ..........もと...........元,元帳,家元 ..本.....ホン...........本質,本来,資本 ..........もと...........本,旗本 ..許......キョ..........許可,許諾,特許 ...........ゆるす.......許す,許し ..素......ソ.............素材,元素,平素 ...........ス.............素顔,素手,素性 ..因......イン..........因果,原因,要因 ...........よる..........因る,……に因る