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2021/10/21 14:15

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チャイコフスキー交響曲第一番の第二楽章冒頭の和声について質問します。 一小節目の三拍目、四拍目の和声を説明して下さい。 一小節目Es-dur主和音、二小節目の主和音の間の和音です。 よろしくお願いします。

作詞、作曲167閲覧xmlns="http://www.w3.org/2000/svg">100

ベストアンサー

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質問者2021/10/24 0:20

分析とご説明どうもありがとうございました。 五線譜を引っ張り出してきてよく考えてみたところ、納得しました。 とくに♭13のcesが気になっていたのですが、その意味もよくわかりました。 8音音階のくだりは正直もうついていけませんが、チャイコフスキーが非常に斬新だったと言うことはわかりました。 ところで、質問の主旨とは外れるかもしれませんが、♭13は♭6とも言えますか。それともこの場合は♭13と呼ばないといけないのでしょうか。

ThanksImg質問者からのお礼コメント

次々と思いついたことを質問してしまいましたが、お付き合い下さいましてありがとうございました。大変勉強になりました。

お礼日時:10/26 23:25

その他の回答(2件)

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まず偶成和音というものを説明します。 (S)ド→ド→ド (A)ソ→ラ→ソ (T)ミ→ファ→ミ (B)ド→ド→ド 一見Ⅰ→Ⅳの2転→Ⅰの動きをしているように見えますが、真ん中の和音のファとラは刺繍音という非和声音であり、全体はⅠのままとどまっているということです。 この一見Ⅳの2転に見える和音は非和声音を使う過程で偶然生まれた和音で偶成和音と呼ばれています。 偶成和音は絵画で言うと「オブジェの周囲に描かれたぼかし・陰影」のようなものでこれだけが独立することはないということです。 例えばリンゴの絵を想像してください。赤一色をベタっと塗るのではなく、いろいろな色を重ね合わせて、あるいは輪郭の周囲にぼかしを入れて立体感、光線の加減などを表現しようとする。この重ね・ぼかしはあくまでもリンゴ本体に所属しているもので、これらだけが独立することはないわけです。 偶成和音はあくまでも「付属物」であり、本体の一部であることは変わらないというわけです。 次に和声学を勉強されたらわかると思いますが、バスというのは和声の性格を決定する重要なパートであります。 そしてⅠ、Ⅳ、Ⅴ、あるいはⅡ、Ⅵなど和声の性質を変えるときは必ずバスが動くということ。 和声課題というのがあるでしょう。バスだけを見て上3声を作って行く課題。これでバスが動かない例というのはまずありません。 バスの音をそのままにして上声を動かすのは上に述べた偶成和音を作るときか、あるいは保続音という技法を使うときに限られると言ってもいいでしょう。 さて、ここで本題のチャイコフスキーですが まずバスの動きを見てください。休符で区切られてはいますがずっとミ♭を続けているでしょう。 つまり、ここで和声の転換は行われていない。3,4拍目に現われるファ#やラ♭などはすべて非和声音であり、偶成和音を作っているだけ。和音はⅠのままでカデンツはまだ作られていない。というのが結論になります。 では非和声音を見てみましょう。 ヴィオラがわかりやすいですね。 ソ→ファ#→ソで刺繍音であることがわかります。 第2ヴァイオリン:シ♭→ラ♮→シ♭とシ♭→ド♭→シ♭という2つの非和声音を繋げた複非和声音です。第1ヴァイオリンも同じ。 ただ2小節目1拍目を見ると第2がソになっています。刺繍音の原則から言えばシ♭になるべきところですが、第1が旋律を作るときの必要上シ♭を占めているので、同じⅠの構成音であるソに行ったというわけ。 第1も本来ならレに進むべきですが、ここは作曲者が旋律を作るうえで「レじゃつまらん」と考えたのでしょう。和声学の理論はそのまま実際の楽曲には投影されないこともある(というか投影されない方が多いかも)ということです。 件の偶成和音は、もし名付けるなら何になるでしょうか? 「Ⅲの調(ト短調)における属九(レ・ファ#・ラ♮・ド・ミ♭)の根音省略&7音の半音変質形」 とでもなるでしょうか。 でも偶成和音は「影」に過ぎないので機能的にはⅠのままです。

すいません 第1ヴァイオリンの動きは刺繍音ではないですね。 ド♭がシ♭に進む前に和声音ミ♭に寄ったという構成ですね。 するとこのド♭はシ♭の倚音であり、そこへ和声構成音ミ♭を挟んだ形になってます。(♭を付けた以上半音下降するのは鉄則) ですから第1がシ♭に進むのは原則通りということになります。 そしてシ♭の位置を取られた第2がソへ。 この辺スコアを読み間違えていたので訂正します。