ウーマンはウーマンなりのお笑いをやればいいと思う。自分は面白いと思います。ただ嫌われている理由も理解できます。
今の漫才はアメリカのスタンダップ・コメディにかなり影響されていると思います。スタンダップ・コメディに必要なのは、カウンターと皮肉、タブーに切り込んでいくこと、です。
日本とアメリカのコメディには大きな違いがあります。日本は変なことを言って笑わせるのがメインですが、アメリカではメッセージ性等も重視されます。
ですので、日本には馴染みのないアメリカスタイルのコメディに影響されたウーマンの漫才に不快感を抱く視聴者がいるのは仕方ないです。アメリカでは、スタンダップ・コメディによって時には観客が不快になることもありますが、それはよくあることです。
あと、村本さんは少数派やハンデがある人、現代社会の中でタブーのような存在になっている人に向けたお笑いをやることもある。多数派は不快に思うだろうけど、ある特定の少数派は大笑いするであろうというネタをされます。賛否あると思いますが、お笑いは皆が楽しんでいいものですからね。少数派に向けたお笑いというのもあっていいんじゃないでしょうか。