書道をやったことない初心者が独習で漢字(楷書、行書)と隷書体の臨書をしてもいいのでしょうか?取り組む順序やレベルなどはありますか?
書道をやったことない初心者が独習で漢字(楷書、行書)と隷書体の臨書をしてもいいのでしょうか?取り組む順序やレベルなどはありますか? 2年ほど市販の本でペン字を練習してますが、書道をはじめたくなりました。インスタで書道作品を見るうちに自分の好きなタイプの字が楷書、行書、隷書とわかり書いてみたくなったのです。 書道道具は一式用意して小学低学年の習字の本、田中鳴舟さんと鈴木曉昇さんの書道入門書も買いました。今は小学生の本で練習をしています。 金銭面から今は教室に通えないのですが、独習での進め方でアドバイスをください。 1、独学で臨書(古典)をしてもいいのですか?(楷書や独特な筆法の隷書も。) 2、1はどのくらいのレベルになったら取り組むのがいいですか? 3、近くに書道教室があるのですが、看板を見て先生の字体がちょっと芸術的で好みではありません。もし教室に通うとしたら、選ぶ際に大切なポイントを教えてください。
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ベストアンサー
私はほぼ独学で趣味で書道をしています。 学生のころ書道部に在席して 顧問に習っただけですが、 答えさせていただきます。 (同級生にプロの書家が2人いるほか、知人にも複数プロの書家がいるので、ときどきアドバイスはもらってます) 1.初心者が古典の臨書をするのはいいことです。 2.臨書はいきなり始めてかまいません。私は高2で書道を始め、初日から古典の臨書でした。 3.師匠の書いているところを見ることはとても大切です。 また、自分の欠点を修正するにも、 習うにこしたことはありません。 しかし、書体の好みもありますから、 誰に習うか確かに迷います・・・ 書道界はざっくり二分されます。 芸術書道を追求する方と 実用・教育書道を追求する方です。 芸術書道系の先生は 展覧会活動に熱心な傾向があるかと思います。 その先生の所属する書道団体によって 芸術系か実用・教育系か けっこうはっきりわかれます。 質問文を読むかぎり、 整ったきれいな文字に美意識をお持ちかと拝察いたしますので、 質問者さんに合った習い方のスタイルは、実用書道系だと思いますので、 競書誌などを購入して 通信添削などで学ぶスタイルがおすすめかと思います。 好みの字体の競書誌を見つけてみてはどうでしょう。 私が最近見つけた好みの競書誌は 「書濤」というのですが、 You Tubeで書いているところが見れたりするのでとても勉強になります。 「書濤」ベテラン向きかも https://youtu.be/FJMqzy7QRwI 他にも「風信」初心者向きかも https://youtu.be/u0X_zRnODPM 私は芸術系なので 石野先生の配信が面白いくて見てます。(質問に答えてくれるので) https://youtu.be/ZUjGhtvvaAQ すぐに教室に通わずとも、 独学で始めてみて、 少しずつ情報を集めてみてはどうでしょう。 最近の競書誌は、 セットで解説動画を発信してることが多いので、時代も変わったと感心してる昨今です。
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臨書を習う順番も、 先生方によって意見が別れます。 実用・教育系の先生には 楷書からという方が多いと思いますが、 何から始めてもいいという 柔軟な先生もいます。 筆使いを学ぶには 楷書がよいと言いますが、 「九成宮醴泉銘」などは 筆法が難しいので、 「孔子廟堂碑」の方がおすすめかもしれません。 日本語の8割は平仮名ですので、 楷書をガチガチに習うと、 平仮名のスッと入る起筆が 楷書と馴染みません。 そこで「蘭亭序」のような 穏やかな行書から習うのも実践的だと思います。 もちろん隷書からもありですが、 これも「礼器碑」のような硬い隷書より、線質の柔らかい「曹全碑」の方が習いやすいかと思います。 隷書の逆入を意識すると 筆先の巻き込みや 筆先のバネが分かってきます。 楷書にもイキてきて 細くてハリのある線が書けるようになります。 いろんな書体に挑戦するのは大いにありです。
質問者からのお礼コメント
教えていただいた動画はとても良かったです。詳しくありがとうございました!
お礼日時:1/13 17:14