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電位差が登場するので、説明は高校化学の範囲を逸脱する。 例えば Znの金属板 を Zn²⁺ を含む水溶液に接触させたとしよう。 ここで Zn は Zn²⁺ ト e⁻ (電子) から構成されていると考えることが出来る。 Zn から Zn²⁺ が溶け出すと e⁻ が残り負に帯電し、また溶液は正の電荷を持つようになる。 溶け出した Zn²⁺ は 或程度の移動出来る能力を持ってはいるが、 其の大部分は負に帯電した Zn の表面近くに留まると予想出来る。 その結果として境界面に電気二重層が生じることになるが、 このような電荷の分離が進行すると Zn²⁺ の移動は抑制を受けて、 間もなく平衡状態が到来し、そこでは Znの金属板 は或一定の電位を保ち、 また隣接した水溶液はそれとは異なった電位を持つに至る。 これは「電氣化学的平衡状態」ト呼ばれ、 このときの 活量:(aZn²⁺)=1 の ZnーZn²⁺ 水溶液の電位差を、 「標準電極電位」ト呼び、一般に SHE を基準電極とした値で表される。 H₂(g), Pt|H⁺ (SHE) || Zn²⁺|Zn Zn²⁺ + 2e⁻ ⇔ Zn :E°=ー0.76 (V) vs SHE
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お礼日時:1/23 23:46