ヘンリー・ジェイムス「ねじの回転」みたいに、まず最初に登場人物の一人が、かつて誰かが自分に手紙を送ってきたと告げる、次に、その手紙文をそのまま記述する、それでこの小説は完結。
ヘンリー・ジェイムス「ねじの回転」みたいに、まず最初に登場人物の一人が、かつて誰かが自分に手紙を送ってきたと告げる、次に、その手紙文をそのまま記述する、それでこの小説は完結。 こういう形式の小説って、けっこうあるんでしょうか。
ベストアンサー
「ねじの回転」だと、最初の部分は単なる話の枕みたいな感じでそんなに長くないですが、手紙の前にそれなりの長さのストーリーの展開があって、最後に長い手紙で完結するのは漱石の『こころ』がそうですね。
ちなみに本題に戻って、そういう小説がけっこうあるかと言われると、そんなに多くはないんじゃないかと思います。 少なくとも純文学では、書簡体小説が流行ったのは、むしろ近代小説が生まれた初期の18世紀であり、19世紀以降はあまり流行らなかったようです。
質問者からのお礼コメント
ありがとうございました。
お礼日時:1/16 20:27