ベストアンサー
「選択と集中」って、90年代後半にGEのジャック・ウェルチ社長が提唱したもので、1位になれないものはGEから放出して、1位を維持できるものに特化するという経営思想でしたよね。 それがどういうわけか、カネが稼げるのであればOKに変容して、金融部門を買収したりと、「これって電機メーカーなの?」と疑問を呈するような状況となり、その末期は「GEってメーカーなの?」と米国人投資家も疑問を呈していたわけです。 「選択と集中」を実行する場合、核となる事業すなわちこれは何がどうあっても絶対に放棄しない事業という主柱を立てて成立するものです。 儲かりゃ何でもやるって、DMMのような柔軟性があるサービス業の会社ならともかく、およそ製造業では導入自体が困難なことかと。 さてと、東芝の提案は現事業を3分割するというだけで、分割後の3会社のうち、インフラ系を具体的にどうするのかが定まっていないように見えます。 原発部門を抱えているということは投資する方も慎重になりますし、インフラ系に残る鉄道やエレベーターなどと発送電関連を同一会社にしておく意味というのが見いだせないでしょう。 東芝の3社分割というものは、その後の具体的な展望を示せるかどうかにかかっていると思います。
質問者からのお礼コメント
詳しく教えていただき、お二方とも、ありがとうございました!
お礼日時:1/26 20:58