fxx********さん
2022/1/23 20:42
(1)
An=[-1+1/n,1-2/n] とおきます.
A1=[0,-1] となって問題として成立しません.
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A=∪[n=2,∞][-1+1/n,1-2/n] とする.
An=[-1+1/n,1-2/n], n≧2 とおく.
A2=[-1/2,0] である.
0<1/n, -2/n<0 だから, n≧2 である任意の An において
-1<An<1
である.
任意の ε>0 について
0<1/n<ε ⇒ -1<-1+1/n<-1+ε
となる n∈N が存在する. また
-ε<-2/n<0 ⇒ 1-ε<1-2/n<1
となる n∈N が存在する.
したがって
-1<x≦0 ⇒ x∈∪[n=2,∞]An=A
および
0≦x<1 ⇒ x∈∪[n=2,∞]An=A
すなわち
A=(-1,1)
A の境界は {-1,1} であり, A は自身の境界点をまったく持たないから開集合である.
(2)
An=[-1-1/n,1+2/n] とおく.
任意の ε>0 について, 0<1/n<ε となる n∈N が存在することから
∃n∈N において
-ε<-1/n<0
⇒ -1-ε<-1-1/n<-1
また, ∃n∈N において
0<2/n<ε
⇒ 1<1+2/n<1+ε
したがって, ∃n∈N において
An⊂(-1-ε,1+ε)
である.
さらに, An の定義から明らかに, ∀n∈N において
[-1,1]⊂An
だから
A=[-1,1]
A の境界は {-1,1} であり, A は自身の境界点をすべて含むから閉集合である.