日本では明治以降、公式には正月を新暦で祝うようになり、民間でも沖縄を除き昭和40年代には旧暦で正月を祝う人はほぼいなくなったと聞きました。
日本では明治以降、公式には正月を新暦で祝うようになり、民間でも沖縄を除き昭和40年代には旧暦で正月を祝う人はほぼいなくなったと聞きました。 しかし沖縄では未だに旧暦で正月を祝う地域があるようですが、なぜ沖縄だけ旧正月の習慣が残ったのでしょうか?明治以降は沖縄も完璧に日本の領土だったのに、沖縄だけ旧暦の習慣が残っているのは不思議です。
ベストアンサー
本土でも昭和三十年代頃までは旧正月を祝う地方は特に漁師町などにはありましたね。今も、沖縄の他、鹿児島県の島嶼部では旧正月を祝う地域はあります。 なぜなら、正月の祝いは春の始まり、つまり雪の間からも植物の芽が顔を出し、天気の良い日には地平に霞がかかり、なんとなく空気は明るく華やいでくるころを祝う新春の祝賀なのに、これから寒さ本番の新暦の一月初め、暦の上で一月一日だからと祝うと言うのは、不自然、不健康、不合理の極みだからです。 そもそも暦が日本史に登場するのは6世紀ごろであり、それ以前の日本では「来経読み(きへよみ こよみ)」という方法で、地方ごとに春の到来を決めていた。当然、暖かい地方では春が早く来、寒い地方では遅く来る。 それがシナの十把一絡げ、日周と月周と年周という、全く違う天体の周期を一つの暦に押し込み、重ね合わせ、必然的にずれてくる暦のズレを閏(うるふ)で調整すると言う技巧的な暦を全国一律にしたのが、文明というものであり、ものごとを強引に押し切り、細かいことには配慮を払わないという一億総官僚社会に繋がっている。 琉球諸島の漁師町などでまだ旧暦が残っているのは、新暦より旧暦の方が、まだ季節に敏感な人々の感覚の合っているからなのでしょう。この点では今も旧暦で正月を祝うベトナムや中国、韓国などの方が本当の正月らしい分だけマシだと言える。
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質問者からのお礼コメント
よく分かりました。ありがとうございます。他の皆さんも、ありがとうございました。
お礼日時:1/29 16:05