上弦の鬼は、『スカウト』のみが許されています。 妓夫太郎と堕姫がまだ人間だった頃に童磨が現れ…という場面は確か単行本11巻だったと思いますが、その際童磨は「血をやろう、鬼にしてやろう」という言葉と同時に「あの方に選ばれて、俺と同じところまで上がってこられるかな」というような言葉も言っています。 原作では22巻で改めて『人を鬼に変える』ことについておまけページにて説明があり、 ・上弦の鬼は『スカウト』が許されている。 ・鬼にしたら役に立ちそうな人間を見つけたら、無惨に「鬼にしても良いかどうか」の確認をする ・無惨がOKを出したら、”一時的に”上弦の鬼の血が無惨のものと同じものに変化する ・その変化した血を与えれば、血に適合した人間は鬼になる …ということです。 ですので上弦だからと好き勝手に血を与えて人を鬼にすることは出来ません。 「見込みのありそうな人間を見つけました、鬼にしてもいいですか」と無惨に確認を取り、許可が得た場合のみ「ではこの時だけお前の血を変化させるので、その血を与えるように」となる。 妓夫太郎と堕姫の場合も、童磨はふたりを見つけたその場で無惨に許可を取り、「お許しを貰ったから俺の血が無惨様と同じものになったよ、この血を飲んだらお前たちも鬼になれるよ」と血を与えた…ということだと思います。 なお、無惨は上弦の鬼たちとはテレパシーのような精神通話が可能、かつ、離れた場所であっても一瞬で移動できるため、実際無惨がどこにいるか、はあまり関係ありません。