ユスリカは広く自然水域 (河川・湖沼) で発生するので川の近くは多いかも知れません。
それでも夜になると家の照明光に向かってかなり遠くからでも飛んで来ますので、川から離れていても同じことです。
従って発生源への対策はできませんから、飛んで来ないように工夫する・室内に入って来ないようにする・の2本立てで対策するしかありません。
●夜間はカーテンをしっかり閉めて光漏れを防ぐ
●コントロールできる外灯類はすべて消す
●外灯などに反射する素材があれば覆い隠すか交換する
●使用している照明はすべてLED灯にする
●網戸用・壁用のユスリカ用の殺虫剤・忌避剤を使用する
●窓や扉の隙間を塞ぐ
●網戸の目を細かくする
●換気扇や給気口に防虫フィルターをつける
●エアコンホースの貫通部の隙間を塞ぐ
などをご検討下さい。
「窓を全く開けておらず数日間出かけてもいないのにどこから入ってきているのでしょうか?」というご質問ですが、一般の家の窓は小さな虫は侵入できる隙間があります。
例えばレール部分にある水切りと呼ばれる隙間 (レール部にたまった水を排出するための切り欠き) などは、ゴキブリのような大きさでも通過可能な場合があります。
また、立派な玄関扉であっても上下左右に微妙な隙間があったりします。
これらを埋めるためには、ホームセンターなどにあるすきま風防止グッズ (テープ・スポンジ・モヘヤなど) の中から適したものを選び、設置するようにして下さい。
ひとつの種類のユスリカの飛来はだいたい1~2ヶ月程度で終息します。別種が次から次へと来るようなところでは終わがありませんが、多くのところではひとつの種が終息すればいなくなると思いますので、そういう意味ではそれまでの辛抱です。