オウム真理教が「ハルマゲドンがやって来る」とふれ回って信者を獲得したように、なんでもかんでも国民に恐怖を与えるような事象を並べて、それが嫌なら自分を支持しろと言っている連中が、今の日本では跳梁跋扈しているのです。 そういうことを言っている者は、自分が権力を握りたいか、幼稚な承認欲求を満たしたいだけ。真に受けてはいけません。 日本の１０分の１しか国防費をかけられない、しかも地続きのウクライナであれだけ苦戦しているロシアが、日本に侵攻してくることなどできない、ということが今回のウクライナ侵攻で明らかになったということです。 そしてロシアが「核を使うぞ」なんて言うのは、現在、世界が課している経済制裁が効いている証拠。核なんて使ったところで、ただ破壊するだけで戦争の目的は達せられないのですから、ロシアはそういう虚勢をはることしかもはやできないのだ、と解すべきであり、それにビビって右往左往するのはロシアの思う壺だと認識すべきです。 ＊＊＊＊＊ そもそもロシアや中国が日本に侵攻して何の意味があるのです？ 日本は、エネルギーも食料も自給できない地域であり、ただ占領したって、攻め込んだ国の国富を流出させるだけで何の実利もないのです。 ですから、現在の自衛隊程度の防衛力を持っていれば、他国が攻め込んで来るなんてことはまず起きません。 なぜなら、相手はただ軍事力で勝つだけでは意味がない、その結果として自国民をより豊かにさせられなければ意味がないのであり、日本が無抵抗では占領されない、相手にも相応の犠牲が出ると思わせる防衛力を持っていれば、簡単に攻めてくることはできないんです。 そして世界の圧倒的多数の国々は、現にそれで国の存立を守れているのです。 単純に日本とロシアや中国の軍事力を比較して、あちらの方が強大だ、日本も同じだけの軍事力を持たなければいけないんじゃないか、なんて気に病む必要は全く無いのであり、そういうことを言っている者を信用してはいけないのです。