ちゃんとしたシャツの時代から解答します。
シャツの歴史において、もっとも多種多様な襟が流行したのは19世紀だと言われている。
19世紀初頭には大げさな装飾は次第に姿を消し、シャツは簡素化へと向かう。一番大きな変化は、立ち襟から折り襟、つまり現在のようなダブルカラーが生まれたことである。
1850年頃にはグラッドストンカラーという立ち襟が流行り、1854年頃には顔が半分隠れるような極端に高い立ち襟、オールラウンドカラーが流行。
世紀末になって3インチぐらいの常識的な高さに戻り、その頃からさまざまなカラースタイルが生まれた。
代表的なものに、ドッグカラー、スタンドカラー、シェイクスピアカラー、ピカデリーカラー、ダックスカラーなどがある。
特にダックスカラーは、現在のウイングカラーとよく似ており、現在の主流である折り襟の原形が誕生したのは19世紀である。