短波の、どの周波数を受信したいかを、
質問文に書いたほうが、的確に答えがつきますね。
上のほうの周波数だったら、
水平ダイポールアンテナ や V字ダイポールでもいいから、
アースは、無関係に、アンテナ設置できます。
TV や FMラジオ など、UHF VHF 電波と同じです。
このあたりは、比較的 小型の 八木アンテナで、
アース関係ないとわかるはず。
( 放射器の部分から、アンテナ線の ケーブル接続 )
垂直アンテナ で、低い周波数の場合が、
アースも使いますが、
AMラジオ (中波) などの場合です。
AMラジオ送信所の、垂直アンテナ周辺は、空き地で、
そこの周囲に、アースの設備が地面に埋めてあります。
多くの AMラジオ は、内蔵の バーアンテナ の、
小さい棒状の、水平のコイルですが、
( 水平方向の、電波の 磁界の変化で、受信してる )
( トランジスタラジオになって、持ち歩くから、そうなった )
( 磁界の変化を、巻いたコイル / 電磁石 で、検出する形 )
昔の 真空管ラジオ の時代の頃なら、
屋根の上など、長い ロングワイヤーアンテナ 等を 空中に、
もう片方は、地面に アースを埋めて、ラジオ接続などでした。
AM送信所なども 垂直アンテナ + アース設備 、
受信する ラジオ側も、空中のアンテナ線 + アース によって、
電波の電界の、電位差をつくって受信してたわけです。
( コンデンサー的に、電界や 電位差を検出するようなもの )
短波の場合は、短波ラジオ送信所の設備でも、
水平アンテナで送信したりが多いです。
( 電離層に向かって、空中に電波を出していくから )
受信したい、短波の電波の周波数に合わせて、
周波数から、電波の波長も決まっていますので、
それに合わせて、水平の ダイポールアンテナなどを、
水平に張るという考え方でいいです。
( アースは、送信側も使ってないから、無関係 )
AMラジオ など、中波の、低い周波数の 波長の長い電波は、
垂直アンテナ+アースが多いです。
昼間は 電離層反射が使えないので、
地表波の伝搬みたいに、地面に沿って伝わるから、
アース線が重要だった、というわけです。
( 地上部分に 1/4波長の 垂直アンテナ が 立っていて、
地面の下側に、仮想的に、1/4波長のアンテナが埋まる形 )
( グランドプレーンアンテナ が VHF / 超短波 で 使われますが、
垂直な 1/4波長 の部分と、アンテナ根本から、水平に、
1/4波長の 水平エレメントも出ています。
この水平部分が、地面の代用で、高い場所に設置できます )
アマチュア無線の例で、
1.9MHz 帯や 3.5 / 3.8MHz のあたりは、
波長が長いですから、AMラジオ的な考えもできます。
7MHz帯以上は、
自動車に、長い垂直アンテナを付けるのもあるし、
( タイヤ や 自動車ボディ や 地面 が、アース側 )
V字 や 水平ダイポール みたいに、
空中に、水平に両方の エレメントを伸ばしてもいいです。
「 短波 ( SW ) 」も、範囲が広いので、
低い側は、中波 ( MW ) の AMラジオのような形があるし、
高い側は、VHF (超短波) になるので、
FMラジオのアンテナみたいになってきます。