そういう立場を理想主義イデアイズムといいます
対になるのが現実主義リアリズムです
この辺は高坂正堯「国際政治」って古典的名書があります
2つの流れがありそうです
1つは血縁です
近代外交術の発展したヨーロッパにおいて支配層はみんな親類縁者
つまり血縁ネットワークがありました
これは「共通の価値観」が形成されるわけです
もう1つは18世紀よりの商業の発展です
つまり戦争より貿易の方が儲かる、という単純明快な現実です
さて
カント(ルソーだったかな?)の鹿狩りの例え(スタグハントゲーム)が挙げられます
つまり2つの国があるとする
お互いに「平和」と「戦争」を選べる
もしお互いに「平和」をとった時お互いの利得は最大になる
しかし自分だけが「平和」をとり相手が「戦争」を取った時利得は最悪となる
なのでバカと知りつつ、自国は「戦争」を選択します
相手が「戦争」を選択した時最悪の事態とならないために、です
それが嫌ならどーするか?
ルールを決めてお互いに「平和」を選んでもらうしかないわけです