宇宙服内には内部の温度を一定に保つために
体温程度に温めた「液体」を流すチューブが
網目上に張り巡らされています。
これを背中のバックパックで温めて
循環さえる事で宇宙服内は
常に一定の温度に保たれています。
ちなみに
この方法での宇宙服内の温度管理は
今の宇宙服でも基本は同じです。
また「月」には
空気がないので
どれほど温度が下がっても
それは「月面」の表面温度ですから
宇宙服で冷えるのは
靴底だけと言う事です。
その上「月」の表面には
水分がないですから
靴底がマイナス何度に冷えても
そこに「氷」はできないので
靴と月面が凍り付いてしまう
・・・と言う事はおこりません。
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>あと真空の問題もあるし、
宇宙服を着れば
空気漏れが無い限り
呼吸・気圧の心配はいりません。
>宇宙船が氷付いて作動しなかったり
>しないのでしょうか。
スペースシャトルでは
氷の影響でシャトルが破損したりした事故もありましたが
あれはシャトルが発射する前に
燃料である「液体水素」によって
冷えた燃料タンクの外壁に
空気中の水蒸気が張り付き
それを張り付かせたまま
宇宙に打ち上げてしまった事が原因で
宇宙空間や月面では「氷」が
宇宙船や宇宙服に張りつくことはおこりません。
>宇宙船はなにで推進するのでしょうか。
>酸素がなくても大丈夫なのでしょうか。
地球上では空気があるので
空を飛ぶ場合でも
空気抵抗がありますから
それに逆らって推力を保つために
ズ~っとエンジンをふかし続ける必要があります。
しかし高度100kmを越える宇宙には
空気抵抗がないので
「慣性の法則」により
1度加速して運動エネルギーを得た物体は
他から力が加わらない限り(永久に)等速運動し続ける
・・・と言う事ですから
宇宙船は1度真空の宇宙に出て
そこで一定の加速度をえれば
その後は一切「燃料」も「動力」もなしでも
永遠に同じ速度で宇宙を飛び続ける事ができる訳です。
ただし、進路を修正するのには
小型のロケットエンジン(イオン・エンジン)が必要で
その分の燃料はのせて宇宙に飛び出します。