我々を含む類人猿はオスメスつがいのペアは作りません。 メスはメス同士で集まって暮らし、共同で子育てをします。 メス同士、女同士の会話は、中身があるかどうかはあまり関係がありません、 あの発声の交換は仲間意識を確認するためのものだからです。 オスと男の役割は何か、 群れを外的から守り、食糧を運び、時折メスたちのところへ戻って種付をすること。 だからオスとメス、つまり男と女の間には基本的に、平常時には会話は起こりません。 例外なのが求愛時のさえずり、アプローチです。 あの時だけはオスはメスの気を引くために語りかけます。 種付が終わればオスは語る必要はなくなるので黙る。 メスは子育てのために母親、女姉妹、小姑、義母、女友達のところへ戻ってゆく。 これらは 私が特別養護老人ホームで勤務して観察し、確信した「男の言語と女の言語の差異の姿」です。 認知症が進んでも女同士はチュンチュンと朝から晩までしゃべっていました。