確かに日本は、以前から諸外国に比較して[マスク着用率]の高い国民でした。
風邪や花粉症でもないのに
〚なんとなく顔を隠すと安心する〛と言った理由で平時から着用している人はかなり居たでしょう。
ただ、それにしたって
(90%以上の国民が常時公共の場では着用している)
ような現状は大きな変化です。
であるからこそ、多くの国民は
〚もう以前のような(マスクをしない人が多数派)の状態に戻したい〛と言う願望を抱くのは普通だと思います。
なので(外したい人)は多いんですよ。
で、勿論日本はマスクを(法的に強要)するようなシーンはほぼありません。
これだけの人がマスクを着用していても、それは
政府や国からの「お願い」を受け入れている、と言う事です。
お願いを無視しても犯罪ではありません。
でも(無視しにくい)んですよ。
それがまさに〈国民性〉です。
自分はマスクしたくない!強制じゃないんだから私は外す!
と言う人が集団の中から何人か出たら
その人は【白い目で見られる】んです。
その視線に耐えられない、と言う感性の人が多いんですよ、日本人は。
諸外国はそもそも(ひとそれぞれ)と思ってますし、仮に【白い目で見られ】ても、全然気にしない、気にならない感性の人が多いので<我慢してマスク着用し続ける人>は圧倒的少数派です。
なので諸外国は問題がおきにくい。
外したい人は外し、付けたい人は付ける。
誰も(人様は外すのか、付けるのか)を気にしない訳です。
勿論、その一方で国が法的に強制力を発揮して
〚今は皆マスク着用しなさい!〛
となった時は付けますよ。
このようにはっきりと行動指針がとりやすんですよね。
日本は
〚強制しません、しばりません、自由なんですよ〛
と言う一方で
〚でもなるべく付けて欲しいなぁ。〛
とか
〚やっぱりまだ付ける人は多いなぁ〛
とか
暗黙の圧力を(無意識のうちに)お互いでかけあっているんですね。
指示待ち族でありつつも、明確な指示をされるのは嫌う。
ただ何となく多数派に合わせて自分が【白い目で見られる】のは避けたい。
その為なら、本音では嫌でもマスク着用をまだ継続する。
そのように(お互いに思っている)んですね。
皆でお互いに
〚皆早くマスク外せよ!そうしたら私も外すのに!誰か先陣切ってくれ!〛
と思い続けて、でも、自分からはしない人ばかり。
そのような構図ですので、ジレンマが止まらないんだと思いますね。