昭和天皇独白録を読むとその経緯がよくわかります
簡単に書くと下記の2つです
・立憲君主なので口出しはできないと考えていた
対中戦争拡大の一環であった張作霖爆殺事件で当時の首相を叱責して
しまい、首相はショックのあまり3ヶ月後に心臓発作で亡くなります
当時、天皇陛下に叱責されるというのはそのくらいのことだったのです
これを機に「政治に口を出すまい」と思われたそうです
その禁を破ったのが終戦のご聖断です
この2回が立憲君主の地位を超えた行為だったと述懐しています
・統帥権を行使した場合、軍事クーデタの心配があった
実際に玉音放送を妨害しようとクーデター未遂がありました
詳しくは半藤一利さんの「日本のいちばん長い日」を読んでください
映画にもなっています