全国的に通信できない障害はなかったと言えます。
そもそも、電電公社時代の数十年前と現在では通信環境がまるで違うので一概に比較はできません。当時のシステム的には現在の様な無線アクセスシステムが主流ではありませんでした。固定電話に代表される様な回線交換がメインでしたので、物理的にケーブルが切れる、中枢装置が壊れるなどしない限りは障害は起きません。全国のケーブルや交換局が一気に物理的に壊れる事は考えにくいので、必然的に現在よりは大規模障害は起きにくかったといえると思います。その他にも利用しているユーザーや端末数がまるで違うので負荷量も異なります。
なお、電電公社が民営化されて日本電信電話(NTT)になったのが1985年。
その直前である1984年11月に電電公社付近の世田谷で電話ケーブルが火災に見舞われ、固定電話や銀行システムなどが使えなくなりました。
かなり大規模で復旧までも10日近くかかりました。
当時のニュースなどでは「いかに私たちが電話などに依存しているか」「史上最大の通信障害」などと報じられていましたので、規模的にもこの事件が最大かと思います。
この事件ですら全国レベルでの障害とは言えませんでした(局所的な障害)ので質問者様の推測は正しいのではないかと考えます。