もう一万五千円出せませんか。中古は後で詳しく説明しますが、損です。 カメラは新品で売っているものはどれも画質で困ることはありません。プロ用の特殊用途のカメラもありますが、そういう機種は一般人が買うような店では販売しません。 だから第一印象で選んで問題ありません。マニアは口から泡を飛ばして優劣を議論しますが、一般人が見て明らかに画質が劣るカメラは現行機種ではありません。十年以上前の機種は今のものに画質で劣りますが、そういうダメなカメラは中古でしか売っていません。 写真の画質はレンズが決めます。レンズは初心者が思う以上に高い。本体よりも高いことが珍しくありません。ダブルズームキットやダブルレンズキットを買って写真を始めましょう。何故かソニーだけはキットのレンズの性能が芳しくありませんが、他のメーカーはキットレンズの画質に手を抜いていません。ソニーの場合は別途レンズを買う予算を見込みましょう。ソニー以外もマクロレンズや広角レンズが欲しくなる場合があるので、それも考慮しましょう。 カメラはレンズが絵を描き、センサーが記録します。それをJPEGにするのが画像エンジンです。画質に一番影響するのがレンズの性能です。センサーと画像エンジンは新しいほど改良されていますが、2013年以降はそう変わりません。中古でそれより昔の機種を買うと画質の悪さに泣きます。 値段の割に高性能なパナソニックのGF10/GF90を勧めます。型番の違いは販売チャンネルです。中身は同じ。僕はそれの旧型を使っています。 https://panasonic.jp/dc/products/g_series/gf10.html ダブルレンズキットを買うとこの二本のレンズが付いてきます。 http://photo.yodobashi.com/panasonic/lens/g12-32_f35-56ois/ http://photo.yodobashi.com/panasonic/lens/g25_f17/ ダブルズームキットはこの二本です。 http://photo.yodobashi.com/panasonic/lens/g12-32_f35-56ois/ http://photo.yodobashi.com/panasonic/lens/g35-100_f4-56ois/ オリンパスとパナソニックはセンサーにゴミが付きません。これは特許なので他社は真似できません。メーカーが三千円程度で清掃してくれますが、料金より時間がもったいない。 美術館や博物館などの静かな場所で撮るなら小さくて音が静かなマイクロフォーサーズに限ります。カフェなど飲食店の中ではフルサイズの大きなカメラは周りを警戒させます。シャッター音も大きく店中に響き渡ります。日常を撮るならオリンパスやパナソニックを勧めます。 下の写真はカフェのご飯です。クリックすれば拡大します。光が十分回っていない悪条件でそこそこ美味しそうに撮れたと思います。ダブルレンズキットにもダブルズームキットにも付いてくる12-32mmの標準ズームレンズで撮りました。 なお、初心者は中古を避けましょう。中古は少しも得ではありません。性能の劣る古いカメラです。たとえばWiFi機能のないものが多い。スマホへ画像を無線で転送できません。今どきのカメラなら当たり前の機能がありません。 つまり、中古は性能が劣って故障の可能性が高い。余程見る目がある人以外は中古を買うと後悔します。メルカリやヤフオクなどの個人売買には故障品を高く売る悪質な出品者が多数います。間に中古店が入らないから安いと考える人が多いのですが、そこを詐欺師が狙ってきます。自分は騙されないと思う人が騙されます。どうしても中古が好きならカメラのキタムラやマップカメラなどの専門店で保証付きを買いましょう。 さらに付け加えると、カメラの性能は必ずしも価格に比例しません。新製品が出る直前に底値になります。その後は安い店から売り切れて行き、最後は高い店だけに在庫が残る。つまり徐々に値上がりに転じます。だから五万円以上十五万円以下のカメラは似たようなものです。