結論から言うと、ミョウバンは食塩よりも安全です。 薬品や食品などの毒性を現す数値に、半致死量というのがあります。 この半致死量に相当する数量を摂取した場合、50％の割合で死にいたるという数値です。 食塩の半致死量は4000mg/kg。これは体重１kgあたり4000mg摂取したら50％の割合で死にいたるという意味です。 体重60kgの人なら240gの食塩を摂取すると50％の割合で死にいたると言うことになります。 それに対してミョウバンの半致死量は6207mg/1kg。 同じく体重60kgの人なら約327gの摂取で50％の割合で死にいたることになります。 ミョウバンが危ないとよく言われるのは、その成分にアルミニウムを含んでいるからです。 一時期アルミニウムはアルツハイマー症の原因物質ではないかと疑われたことがあります。 現在ではその疑いは晴れていますが、そのことを知らない人たちが未だに口コミやネットを中心に騒いでいるため、アルミニウム＝危ないという固定概念が定着しているようです。 そもそもアルミニウムは、酸素と珪素に次いで地表で3番目に多い元素です。 アルミニウムがアルツハイマー症の原因だと言うなら、世の中アルツハイマー症患者だらけになっちゃいますよ。