試験レベルでの話でいいのなら、先の回答者さん達の説明で十分ですが、実際話したり、聞き取ったりする場合、形容詞だから、副詞だからとこだわっていては「木を見て森を見ず」という状態になりますよ。質問者さんが回答者さん達のように使いこなすためには、英語の順番どおりにすんなり意味を取れるようにすべきです。
"It was not until 1972 that the war finally came to an end."はいわゆる"not until"構文と呼ばれるものですが、"It was not until 1972"「それは1972年まで起きることはなかった」→何が!?→「その戦争が最終的に終結することが」
日本語らしく訳せば、「その戦争が終結したのは1972年のことだった」となり、どう見ても肯定文ですが、英語では否定文です。勿論この文は強調構文の1種ですが、もし"it~that・・・"を取ったら、"Not until 1972 the war finally came to an end."となりおかしな文になりますよね。
例えば、「結婚して初めて両親のありがたみが分かった」というのを、この"not until"構文を使って表す場合、「結婚するまでありえなかった」何が!?「両親のありがたみが分かること」という考え方になるので、
"It was not until I got married that I finally realized the blessing of my parents."となります。
また、強調構文は(人)や(時を表す副詞)のあと、whoやwhenなどもthatの代わりに使うこともあります。
It is Tom who broke the window.
It was yesterday when Obama, the president of the U.S. came to Japan.
実用レベルで使いこなすには、副詞、形容詞、名詞だからとかとらわれているといつまでも日本語でじっくり考えて英語になおす癖をつけることになりますので、あまりこだわらないほうがいいと思いますよ。Nativeは強調構文だの形式主語だの考えて使っているわけではないので。どちらも接続法の一種としか考えていません。