これちょっと複雑で小説読んでて頭整理するのに時間かかりました。
何回も読み直し翻訳苦労させられました(笑)
まずこの物語の世界は乙女ゲームの世界です。そしてフィロメールが持っていた預言本はその乙女ゲームをプレイした人が書いたファンフィクション本です。
皇帝の娘エレンシアは破壊の女神アイリスによって異世界からやってきてエレンシアに憑依した偽エレンシアです。彼女は『プリンセス・フィローメル』という乙女ゲームの熱狂的ファンで預言本の作者です。(同人誌の作者って感じ。同人誌があまりにも好評でゲーム会社から公式本としてオファーされ本に。)
フィローメルなんて苦しめばいいといったアンチ感情を強くもっています。
なのでスピーカーと呼ばれるゲームアイテムを使用し、フィローメルに関する悪意のある噂を広めたり、ナサールを誘惑したり、皇帝の誕生日パーティーで低俗な酔っ払いにフィローメル父親は自分だと虚偽宣言させ地位を陥れようとしたりします。
最終的にフィローメルは父親と3人の兄弟(レクシオン、カーディアン、ジェレミー)と一緒に魔塔で暮らす道を選びます。
皇帝は最後までフィローメルを養女に迎えたいと切望していましたが断られ手紙のやりとりで近況を確かめあう関係に落ち着きます。
偽エレンシア投獄され逃げ出し女神アイリスに再会。自分の元いた世界へ送り返されたことにより、本物のエレンシアが自分の体を取り戻しお姫様修行に励みながら皇帝と仲良く暮らします。
ナサールはフィローメルに「愛している」と告白しますが、「あなたのことは友達として大切に思っています」とふられます。その後フィローメルは自分の気持ちに気付きナサールに「友達だと思っていたのは間違いだったようです。どうやら私は友達以上にあなたのことが好きになっていたようです。」その言葉を聞いてナサール嬉し泣き。はれてカップルに。
ナサールは帝国に住み、時折魔塔にフィローメルに会いに来ては実父や兄弟たちに妨害されといった感じで仲を深めていきます。
遠距離恋愛妨害に耐えられず魔法の才能がないから剣を捨て別な仕事に就きフィローメルの近くに引っ越すというのを全力で止めたり、自身の爵位と領土をもって魔塔に移り住んでやると宣言したりとナサールがいかにフィローメルを愛しているか伝わってくるラブラブな感じで物語が終わります。