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暦の上では立夏から立秋前日までが夏なので、今年は5月5日から8月6日までが夏です。 気象庁による区分では、6月1日から8月31日までを夏としています。 その年ごとの実際の気候の変化における夏は、北海道・本州・沖縄などの地域によっても異なり、体感温度の個人差などによっても異なるので、「何月何日から何月何日まで」とはいえません。 時に関する用語 - 気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/toki.html ちなみに、季節の区切りは、だいたい以下の4とおりの区分方法があります。 (1) 旧暦の節月・二十四節気による区分 【春】節月1月〜3月 = 立春(2/4頃)〜立夏前日(5/5頃) 【夏】節月4月〜6月 = 立夏(5/6頃)〜立秋前日(8/6頃) 【秋】節月7月〜9月 = 立秋(8/7頃)〜立冬前日(11/6頃) 【冬】節月10月〜12月 = 立冬(11/7頃)〜立春前日(2/3頃) (1の変形) 旧暦の暦月による区分 (新暦では毎年日付が変わる) 【春】旧暦1月〜3月 (2009年は1/26〜4/24) 【夏】旧暦4月〜6月 (2009年は4/25〜8/19) 【秋】旧暦7月〜9月 (2009年は8/20〜11/16) 【冬】旧暦10月〜12月 (2009年は11/17〜翌2/13) (2) 気象庁における区分 【春】3月〜5月 (3/1〜5/31) 【夏】6月〜8月 (6/1〜8/31) 【秋】9月〜11月 (9/1〜11/30) 【冬】12月〜2月 (12/1〜2/末日) (3) 天文学における区分 【春】春分(3/21頃)〜夏至(6/21頃) 【夏】夏至(6/21頃)〜秋分(9/23頃) 【秋】秋分(9/23頃)〜冬至(12/22頃) 【冬】冬至(12/22頃)〜春分(3/21頃) (4) 年度における区分 【春】4月〜6月 (4/1〜6/30) 【夏】7月〜9月 (7/1〜9/30) 【秋】10月〜12月 (10/1〜12/31) 【冬】1月〜3月 (1/1〜3/31) (1)の二十四節気による区分は、俳句などの季語、昔からの年中行事、時候の挨拶などに用いられるものです。 また、ニュースなどで「暦の上では〜」というときの季節は、だいたいこの区分にもとづきます。 (1の変形)も、(1)同様、季語や昔からの年中行事の一部に用いられます。 (2)の気象庁における区分は、気象関係の統計などに用いられるものです。 「冷夏」「暖冬」などという気象用語は、だいたいこの区分にもとづきます。 (3)の天文学における区分ですが、欧米などでは春夏秋冬の区切りはこれにもとづくのが一般的なようです。 (4)の年度における区分は、「春の新番組」「秋の新番組」といった感じでテレビの番組改編などで用いられることが多いようです。 【追記】 《現実には、夏至から秋分までが「夏」》という人もいますが、それは違います。 夏至や秋分で区切るのはたんに天文学的または欧米風に区切っているだけで、日本古来の「立春・立夏・立秋・立冬」という区切り方とは異なるので「暦の上で」とはいわないにしても、やはり暦の上で区切っていることにはかわりなく、けっして「現実」というわけではありません。 夏至や秋分で区切るのは上述の(3)のように、 【春】春分(3/21頃)〜夏至(6/21頃) 【夏】夏至(6/21頃)〜秋分(9/23頃) 【秋】秋分(9/23頃)〜冬至(12/22頃) 【冬】冬至(12/22頃)〜春分(3/21頃) ということになります。 しかし、南北に長い日本では、北海道のように、10月の終わりや11月頃から4月頃まで雪が降る地域もあるのです。 そういう地域で、雪が降っているのに、冬至の前だから「現実には秋」とか、春分を過ぎているから「現実には春」などとはいえませんね。 したがって、「現実」の季節というのは地域によっても年によっても異なるので、一律に「何月何日から何月何日まで」とはいえないのです。 上述の(1)から(4)はいずれも便宜上のものであり、いわばいずれも「現実」ではなく暦の上のものです。 そのなかでもとくに「暦の上で」といわれるのが(1)の「立春・立夏・立秋・立冬」という日本古来の区切り方であり、より現実に近い区分として気象庁によって定義されているのが(2)の「3〜5月・6〜8月・9〜11月・12〜2月」という区切り方なのです。 したがって、あえて「何月何日から何月何日まで」というのなら、古来の文化にもとづいた(1)の区分か、気象庁による(2)の区分にしたがうほうが妥当であり、そうでなければ、《現実には、何月何日から何月何日までとはいえません》というべきでしょう。
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