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アマゾンのゾエ族という先住民族は多夫多妻制で、生まれた子供は皆で協力しあって...

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ID非公開さん

2010/2/2008:09:46

アマゾンのゾエ族という先住民族は多夫多妻制で、生まれた子供は皆で協力しあって育てるそうです。

そうすると、母親はともかく父親が特定できないのですから異母兄弟が普通に結婚してしまうと思うのです。伝統的に続く100人かそこらの集落の中で同じようなことを繰り返しているわけで、そもそも集落全員が近親者とも言えます。
これでいわゆる「血が濃い」状態になって遺伝上の問題が起きたりしないのでしょうか?近親婚もずっと繰り返すことで遺伝子も強くなる?みたいなことがあるのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

look_packさん

2010/2/2104:33:14

ちなみに「血が濃い」という状態になるということにそもそも
ウソがあります。夫婦おたがいの遺伝子の相似性が高くあること
はあっても、それは別に遺伝子の内容そのものが劣化するわけ
でもありませんし品質が低下するわけでもありません。

ただ相似性が高くなることで特定の傾向は出てきます。
一部の疾病に対しての免疫だけが弱いといったことはあります。

それほど小さな集団でなくても、例えば日本人の半数は酒を分解
する能力に欠けているためすぐに悪酔いしますが、こういった
傾向が強くなることがあっても、特定の遺伝性疾患がいきなりに
出てくるというようなことはありません。

遺伝性疾患のほとんどは実際に先祖から子孫に遺伝して出て
くるのではなく遺伝子上の突然変異によって発症します。

このため一族すべてを調査しても同じ病気が出た人がひとりも
いないということもあります。

あと、遺伝子が強くなる、ということもありません。

どんな人でも遺伝子上のバグの100やそこらは持っていますが
これがすべてそのまま遺伝して、その上でさらに増えてしまう
のであれば問題もあるでしょうが、実際には平均して増えること
も減ることもありません。

けっこう遺伝子信仰のようなものがあったり、優生学のように
優等な遺伝子とかを残すとか、アスリートや学者の遺伝子を
掛け合わせていけばスーパーマンが作れるのではないかといった
ようなことが、実際には不可能であることを考えていけば、

あんがい遺伝っていいかげんなものなんだと思えるでしょう。

遺伝子の最先端学問とか、素人はうっかりとダマされますし、
玄人ものめり込んで、ヘンな方向に行ったりよくあります。


優性遺伝と劣性遺伝についていちばんわかりやすいのが
血液型です。A型の親とO型の親で、子供がA型ばかりだ
とすると、こればA型が優性でO型が劣性だからです。

でもこれは別にA型が優れていてO型が劣っているわけでは
ないですよね。別に優性となる遺伝だからよいもので
劣性だから悪いというわけではないというのは判りますよね。


経験則としての確実性という意味でとらえるならば
なんらか遺伝性の疾病をもっているかも知れない他所の村から
嫁や婿をとるよりも、少なくともそういった病気の可能性がない
村の親族同士で子を作るほうが安全であるという確証はあると
思います。多夫多妻制であるのも一夫一妻になることで逆に
遺伝的かたよりを避ける経験上の知恵でしょう。

孤立部族となる原因として、周囲の親族となる村がなんらかの
原因で絶滅した時、自らの村をまもるためには周囲から隔絶する
必要性があったものと思われます。

もし人口が増えることができる状況であれば村として維持できる
集団数を越えた場合に分村がおこなわれるはずで、逆に現在の人口を
維持することが食糧確保などちょうどよい人数だったのです。

たぶん100年前も200年前もその村は100人くらいだったはずです。

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質問した人からのコメント

2010/2/24 08:50:04

皆様、とても詳しい回答ありがとうございました。

ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

lo9********さん

2010/2/2103:18:03

近親婚の弊害は確率の問題です。有害な劣性遺伝子が二つそろう可能性が高まることが問題なんですね。近親婚を繰り返せば繰り返すほど遺伝病のリスクが増大する、とは限らないのです。

劣性というのは一つだけでは効果が現れなくて、二つそろうと効果が現れる遺伝子のこと。有害とはかなり幅がありますが、重い障害を引き起こすものもあれば、色覚異常のようにそれほど重くない障害を引き起こすものも、また死産や流産の原因となったり、胎児になる前に胚を死なせてしまうような(その場合妊娠の兆候が現れないのですから、母親は全く気づかないのですが)きわめて強い効果を持つ遺伝子もあります。そのような遺伝子を自分が持っているということは、両親のどちらかから受け継いだものですから、自分の兄弟姉妹も1/2の確率でその遺伝子を持っていますね。兄妹間の交配をするとかなりの確率で子がその遺伝子を二つ持って生まれる(=遺伝子の効果が現れる)ことになります。

さてここで問題なのは集団の規模です。100人程度の村であれば、5世代も遡れば村の誰とでも共通の祖先が見つかるはずです。5世代前の祖父母はのべ64人いるわけですから、重複を除いて50人程度だったとしても、当時(5世代前)の村の人口の半分は自分の祖先でしょうし、それは村の誰にとっても同じ事が言えます。確率上は、村の誰でも5世代前の祖先の25人は同じということになるでしょう。したがってその村はかなり血縁度の高い集団(村人同士はみんな、平均していとこかはとこ同士のようなもの)なのですね。異父兄妹同士の婚姻が行われていようと行われていまいとあまり関係ありません。そのように血縁度の高い集団では、有害な遺伝子は比較的早く取り除かれる(不運にもそれを持って生まれた子供の死とともに)傾向があります。しかし弱い遺伝病は残るでしょうね。昔はヨーロッパのユダヤ人集団に特異な遺伝病がありましたから、それと似たようなケースはおそらくあると思います。

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