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古今著聞集 口語訳 古今著聞集の巻五 和歌第六・百九十の 花園の左大臣の...

nam********さん

2010/2/2219:32:16

古今著聞集 口語訳
古今著聞集の巻五
和歌第六・百九十の

花園の左大臣の家に~


の訳を教えてください

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tom********さん

2010/2/2220:05:21

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花園の左大臣(源有仁・ありひと)の家に初めて参上した従者が、主人への提出文書の添え書きに、「特技は歌づくり」と書いておいた。
秋の初めに、大臣(おとど)は寝殿に出てきて、はたおり(現在のキリギリス)の鳴く声を賞美していらっしゃったが、日が暮れたので、「格子を下ろしに、だれか参れ」とおっしゃったところ、「蔵人(くろうど)の五位は居合わせなくて、私のほかだれもおりません」と申し上げて、この従者が参ったのだが、「かまわないから、それなら、おまえが下ろせ」とおっしゃったので、御格子をお下ろし申し上げていた。すると、「おまえは歌詠みだったな」とおっしゃったので、恐縮して、御格子を下ろすのを中途でやめてお控えしていると、「このはたおりの声をおまえも聞いているか。これを題に一首詠み申せ」とおっしゃったので、「青柳の…」と最初の句を詠み始めたところ、お控えしていた女房たちが、季節に合わないと思っている様子で、笑い出してしまったので、「歌を最後まで聞きもしないで笑うことがあるか」とおっしゃって、「はやく続きを詠み申せ」とおっしゃったので、

青柳のみどりの糸をくりおきて夏へて秋ははたおりぞ鳴く
(春には青い柳の緑の糸を巻きためておき、夏の間に糸を機にかけ、秋には織るという、そのハタオリ虫が鳴いていることだよ)

と詠んだところ、大臣は感動なさって、萩の図柄を織り出した直垂(ひたたれ)を、御簾(みす)の下から外に押し出してお与えになったのだった。

寛平(かんぴょう)の歌合(うたあわせ)の時に、「初雁」という題を、紀友則が、

春霞かすみて往にしかりがねは今ぞ鳴くなる秋霧の上に
(春霞が立ちこめる中を、その霞にまぎれてかすむようにして北に帰ってしまった雁は、今や再び渡ってきて姿は見せないが、鳴く声が聞こえるよ。秋霧に上の方に)

と詠んだ、その折のこと、友則は左方(ひだりかた)であったのだが、最初の五文字を読み始めた時、右方(みぎかた)の人たちは声々に笑ったのだった。そうして次の句で、「かすみて往にし」と詠んだ時には声もなく静かになってしまったそうである。
この話も前の話と同じことであろうか。
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