一次面接の合格、おめでとうございます。
>最終面接を受けたら、ほぼ内定いただけると考えてよいのでしょうか?
最終面接をクリアすれば(通過すれば)、一般的には内定をいただけます。ただ、会社によっては、条件交渉の面談を持つ会社がありますので、なんともいえません。
>一次では志望理由・退職理由・長所短所などでした。>面接官が変わるから、また同じ質問もされるのでしょうか。
面接官は、初顔合わせだけの人の場合もありますし、一部、一次面接と同じ人がくる可能性もあります(人事 or 人事担当役員)。
でも、主役が変わるので、また、同じ質問がされるはずです。
一次面接の主役が現場の上司だとしたら、今度は役員です。
自己紹介を促され、経歴をあなたが話し、その経歴上の疑問点、整合性について問われ、回答し、志望理由をとわれ、あなたのお人柄について問いかけられるはずです。
>また、一次面接でのやりとりは、最終面接の面接官にも報告されているんでしょうか?
一次面接のやり取りは、最終面接の面接官に、一部しか報告されません。どんな会社でも、あなたと60分かけて一次面接で話し合われた内容を全部連絡できるほど、暇な会社はないでしょう。普通は重要な要約のみ報告されます。
>また、どんな質問が想定されますか?
基本は、一次面接と同じです。
アイスブレーク、自己紹介(職務要約)、転職理由、自社への志望理由、ご質問はありますか?・・・などです。
その上で、以下のバリエーションが想定されます。
「あなたはどんな職務をイメージしていますか?」
「○○(業界用語)について、取り扱いいただくつもりですが、あなたのご経験はどうですか。」
「うちでは、○○が必要だけど、大丈夫ですか?」
「これまでの経験で、一番苦労してきた点はどんなことですか?」
「週末はなにをしていますか?」
「ご趣味は? (体育大会的なことをアピールしてもらいたい)」
***以下、まとめ
最終面接でも、やはり普通らしさを大切にすると良いとおもいます。気さくで、温かみをもっていて、冗談が通じて、仲間との打ち上げを心待ちしていて、謙虚だけど卑下していなくて、一芸(強み)をもっている・・・。あなたが優秀で、完璧な節度や礼儀をもっているからこそ、隙のある(好感度のある)人間性を伝えることが重要になってきます。
役員は、あなたの態度や職歴よりも、役員自身の直感を使って判断します。
直感は、なにを使って形成されているかというと、たとえば・・・
・あなたのオーラ、姿勢
・目の輝き
・素のあなたと役員が会話ができている実感
・声の落ち着き (1トーン低く話すといいですよ)
からです。
実際、あなたの気持ち・・・この会社をどれだけ働きたいか、どれだけ自信をもっているか、どれだけ覚悟があるか・・・、そういった情報は、言葉の内容よりも、姿勢や言葉のハリなど、言語外に現れるとおもいます。
(あなたも、恋人の「好き」という言葉よりも、恋人の恥じらう態度のほうが、恋人の理解として重視しますよね?)
というわけですので、「自分は、不完全かもしれないけど、与えられた職務は、命を削ってでもやりどける」その覚悟と、オトナの落ち着きをもって、面接室に入ってください。
面接室に入り次第、すぐに挨拶したほうがいいでしょう。あなたがせいぜい20~30代なら、役員は、相当年上のはず。多少元気があるやつだなと、思われるぐらいでちょうどいいです。
具体的には、面接室にはいったら、「失礼します。このたびは、最終面接の機会をいただき、ありがとうございます。xx(名前)です」とお伝え、おじぎをしてください。そして、「どうぞ、おかけください」と促されてください。
あなたが座るころには、誰よりもよい心象形成がされるはずです。
あとは、質疑応答をこなしてください。
ぜひ、1.自己紹介としての職務要約、2.シンプルで心のこもった志望理由 3.やる気を見せるために、具体的な採用の背景の質問「今回、採用活動をされている訳ですが、どういったきっかけで、採用を進めていらっしゃっているんですか?」・・・とまあ、3点ほど準備して、面接に望んでください。ご健闘をお祈り申し上げます。