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火垂るの墓のおばさんについて。

meg********さん

2011/4/3019:35:22

火垂るの墓のおばさんについて。

一時期、節子たちを面倒見ていたおばさんの対応に、子供の頃はとても腹が立って見ていました。
ですが大人になって見てみると、おばさんは普通の対応で、逆に兄の清太のほうが我侭なような気がしました。
同じように受け取った方、または逆にそんなことない!!って方いろいろ意見をお願いします。
BAは100枚でお願いします。

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ベストアンサーに選ばれた回答

min********さん

編集あり2011/5/219:48:08

megu souryuさんの質問が直接過ぎて 私の書き込みが ひどく回りくどくなることを承知で回答いたします。
ご了承下さい。m(_ _)m

まず「火垂るの墓」を私は 一般的に「反戦映画」としてではなく「不完全なダークファンタジー」だと思って見ています。
本来物語(登場人物たちが生きている世界)の中で完全に「その世界の決まり事」を微塵も疑わないと言う事がファンタジー映画のセオリーです。
そういう意味でも(誰が見ても)この物語の主人公は間違いなく 節子 です。
幼い彼女にとっては最後まで兄 清太 が「語る世界」が全てであり、疑うすべを知りません。

次に兄の清太はどうでしょう。14歳と言う妙齢で彼は このファンタジー映画での「世界の決まり事」として、父親の威厳と重ねて「常勝国 日本国 と言う幻想」を捨てきれないでいる存在です。
暮らしの不自由さに、大人らしく戦況の悪化(現実)を疑いつつも、子供的な現実逃避による幻想をすてきれずにいるモラトリアム人間ですが、節子の世界を壊さない事だけを自分の存在意義(ある種の父権)である事を信じて、進んで 節子に幻想を提供します。

で、叔母さんですが、この人は完全に この物語の世界 の外側に存在する人ですね。
軍部のプロパガンダに気付き、敗戦を予感している 幻想では無く「現実」を活きる人です。
なので、この叔母さんが物語の構成上 良い/悪い と言う事をYes/Noで答えなら No=つまり悪い人 となります。
何故か?繰り返しになりますが、この物語は 清太が節子の為に創造した「 幻想の世界」 が主題だからに他なりません。

原作者の 野坂昭如 氏はこの作品を戦禍で亡くした妹さんへの 贖罪にしたと聞きました。
あくまでも、この物語の内容はフィクションであり むしろ実際の妹さんを当時 ぞんざいに扱い疎ましく思っていたと言うお話を聞いているだけに、妹にたいする懺悔の気持ちを この物語で節子に夢を与える事で償っているのだと私はとらえています。

ここで一つ私が不満なのは 製作サイド(ジブリ)に対するもので、この映画の結末です。
野坂氏の原作は 先に述べた意味合いからもこのままで良いのかもしれません。

しかし、ジブリが映画にするのなら 絶対に 節子と清太が天国に昇天し両親と寄り添うシーンが必要では無かったでしょう
か?
「フランダースの犬」しかり、「パンズラビリンス」しかりです。
そうすれば、「火垂るの墓」は名実ともに 間違いなく 名作に成り得たと思い残念でなりません…

最後に 遅くなりましたが、megu souryuさんのご質問にたいする 私の個人的な回答を言わせて頂ければ(どうしても、先に↑の長文による説明が自分の中で必要だったので…) やはり叔母さんの対応は「善き人」のそれ では無いと思います。我々の信じる物が絶対な「善」である為には 例えそれが、戦争と言う非常事態であっても、それを指標に1人1人が人道的な判断をすべきだと思います。まさに今の 地震による被災者の方たちにも直結する テーマです。

叔母さんはむしろ、清太を半殺しにしてでも、泣き叫び嫌がる節子を引き離してでも 面倒を見るという 断固した行動をとるべきです。

質問した人からのコメント

2011/5/7 16:41:04

感謝 最後の一文に共感したのでminamomamiさんを選ばせていただきました。
私としては清太も殴ってでも面倒見てほしいところです。
よく主人にも『漫画やし!映画やし!」と突っ込みを入れられます。
皆さん真剣に答えていただき、ありがとうございます。

ベストアンサー以外の回答

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hol********さん

2011/5/119:23:51

わたしも同じ見方をしていました。

友人に話すと
子どもに対してそういう見方は冷たいといわれたので
同じ意見の方がいてうれしいです。

ちなみに兄の清太のモデルは
作者の野坂昭如さんと聞いたことがあります。

s25********さん

2011/5/118:53:30

同意見です。あのおばさんが言っていることは、全く正しいと思います。
また、おばさんをすごくイヤミで冷たいとする意見も多いようですが、私の印象は全く逆です。
本当はとても優しい人ではないでしょうか。
とくに横穴で暮らすために出て行く清太と節子のリヤカーを見送る場面が、とても印象的です。
ホッとしたという表情の裏に、心配そうに2人を気遣う感情も隠されているような気がしてなりません。

逆に清太は14歳なのだから炊事を手伝うとか、もっとやるべきことがあったと思います。
オルガンをひいて鯉のぼりを歌うなんて、言語道断だと思います。

「火垂るの墓」にはおばさんの他にも農家のおじさんとか、
いろいろなキャラクターが出て来ますね。
それに対して清太は海軍大佐の家のおぼっちゃま。
市井の人たちのほうが、エリート軍人なんかよりよっぽどしっかりしてるんだという気もしました。

nik********さん

2011/4/3021:30:40

私は子供のころに観たときから、
清太たちってわがままで、世間知らずだな~って思ってました。
でも、おばさんも冷たすぎるやろ!と思ってました。

一緒に観ていたうちの母は、
「あのおばさんの家におったら死ぬこともなかったやろになあ」と言ってました。
私も同感でした。

大人になった今もそう思うのですが、
子持ちの身になった今、
同時に清太と節子の気持ちも痛いほどわかって、
とても切なくなります。

llx********さん

2011/4/3019:53:11

私も大人になっておばさんの気持ちが理解できましたが、おばさんが正しいとは思わないのです。
戦時下で夫も出征していてギリギリの状況での心理かなぁと。

清太の家は裕福でした。
清太が埋めておいた食べ物が無くなるにつれおばさんが冷たくなっていきます。
この辺りに『海軍のお偉いさんの息子』を預かってあげているというおばさんのある種の打算やいやらしさが見え隠れしてしまいます。

私なら…と考えるとなんとも言えませんねw
聖人君子でいられるかしら?
考えさせられますね。

pok********さん

2011/4/3019:49:57

同じ意見です
火垂るの墓もう一度みてきます!!

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