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LSDによる哲学的思索の強化は考えられ得ることなのか?

LSDによる哲学的思索の強化は考えられ得ることなのか?

今から30年以上も前のことですが、アメリカ大陸をヒッチハイクで
旅行して歩いたことがありました。あるヒッピーの3人組が私を拾っ
てくれて、彼らと一緒に二週間ほど過ごしました。
彼らと4人でカナダの山歩きをした時、彼らの一人が私にLSDを
渡しました。私はそのLSDが染み込んだ小さな紙切れを口に含んで
しばらく舐めました。すると凄まじい感覚が訪れました。
私はそれまで何の根拠もない唯物論者でしたが、その日を境に一挙に
人間の精神というものに興味を持ち出し、哲学や心理学、宗教などに
も関心を持つようになり、若干の書物なども読みました。それまで
法学部に所属していたのですが、そういうものにまったく興味がなく
なり、もっぱらそっち系統ばかりに関心が向かってしまいました。
前置きが長くなりました。質問です。
LSDによって触発されたものは、当然私の深層心理にあるもので
すよね。これまでLSDを利用して哲学的思索を深めたという哲学
者はいますか? あの薬は深層心理を増幅的に意識に上るらせるもの
なのですか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

vin********さん

2011/10/3018:17:41

30年以上前に小さな紙切れを食べた体験は、あなたにとってとても大切な出来事だったようですね。

古代ギリシアで行われていたエレウシスの秘儀というものがあります。秘密の儀式であり、儀式の内容を外部の人に話してはいけないことになっていたので詳しいことは謎のままですが、どうやら儀式の最終日にはキュケオンと呼ばれる飲み物が参加者にふるまわれ、みんなトランス状態になっていたそうです。麦を手に持っている絵が描かれた当時の壷などが発見されていることなどから、キュケオンの中身はLSDの原料でもある麦角菌が寄生した麦だったのではないかという説があります。そして、どうやらこの儀式にはソクラテスやアリストテレスやプラトンが参加していたようなのです。

LSDによって触発されたものは深層心理にあるものか、という質問ですが、これは難しい質問です。LSDや幻覚剤の研究者のあいだでも意見がわかれるところです。深層心理は意識のなかの比較的浅い層であり、そこを抜けると、ユングの言う集合無意識的な層があり、そこでは他人の体験を自分のもののように体験したり、先祖や未来の生まれ変わりの意識を体験したりする。さらにその領域を抜けると、宇宙との一体感のような究極の体験をすると考える人もいます。それを踏まえた上で、そういったものすべては、もとから自分のなかにあったものだと考える人もいます。

正解を出すことが難しい分野ですので、結局は自分の信じたいことを信じるしかないと思います。

もともと哲学のバックグラウンドがあり、なおかつLSDで思索を深めた著名な哲学者に限定すると、私の知る限りではちょっと思い当たらないのですが、あなたのように小さな紙切れひとつで人生を根底からひっくりかえされ、その後の人生を精神的な探求や奉仕に費やした人はたくさんいますよ。

質問した人からのコメント

2011/11/5 20:36:32

詳しくお答えいただき、ありがとうございました!
あの体験が本当に強烈だったんです。

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kit********さん

2011/10/3021:30:27

ティモシー・リアリーってもろそういう人だったのでは?先験的、超絶的な感覚を得るためには苦行?睡眠を奪われるとか、断食とかドラッグなどとかそういう補助がいることがおおいのでは?しかし30年も前のことを・・・。なぜ自分で読書しないのか不思議ですよ・・・。

xxx********さん

編集あり2011/10/3014:35:27

ドラッグによるインスピレーションみたいなものはあるだろうね。ウィリアムバロウズだってドラッグ抜きには語れないだろう。神秘主義という意味ではカスタネダなども。考えてみりゃ、仏陀の時代だって、修行者は大麻やマジックマッシュルームを利用していたに違いない。(個人的には阿片系の麻薬が仏教に与えた影響があるのではないかと、根拠はないけど感じてる)

このような意味で、ドラッグの体験が、そのひとにとって重要な意味をもつ経験となる場合もあるだろう。しかしドラッグが深層心理を増幅的に意識に上らせるものと考えるのは間違いだと思う。それは混線させ、錯乱させるように作用するかもしれないが、深層心理を比率を保持しながら等倍に増幅したりするものではないと思うが。ま、よく知らない分野だけど。そもそもさ、深層心理や無意識なんてものには、実体がないんだよ。意識にのぼって始めて存在を語れるものだ。実体もないのに、等倍に増幅させようもないだろう。あるのは混乱と、錯乱。ふだんなら意識されることのないものが、混乱と錯乱によって、意識にのぼってしまうだけのこと。意識に上ったからといって、それが何らかの本性を意味するわけではないと思う。

バッドトリップをしないためのコツみたいなもの、グッドトリップにおける世界や人々との一体感や開放感、このような意識体験、高次元に意識が置かれたかのような経験が、トランスパーソナルだの、ニューサイエンスだの、ディープエコロジーだの、ニューエイジだの、スピリチュアルだの、チャネリングだのといった、1960年代のヒッピー文化を端緒とするような、様々な新しいムーヴメントに与えている影響は無視できないと思う。これらはみな同じ方向を向いている。だからユングだの、東洋思想だの、シェルドレイクだのが受けるのも不思議な話しではない。ドラッグ経験のなかで、彼らは、まさにそういう一体感、全体論みたいなものをリアルに感じていたのだから。ま、ドラッグが関係してるからといって否定をするつもりはなくて、学問としての魅力があれば、それでよいのだが。

たださ、問題なのは、わたしが指摘したように、、、事実と価値の混同が簡単におこっているというのも特色のひとつだと思う。それがニューエイジやら、チャネリングやら、オウム真理教やらを生み出してしまう。「ベキ」には慎重になるベキだと思う。

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